BAPEカモに包まれたライカ(LEICA)「D-LUX 7」(25万8500円)。シャッターの下には「STASH」のタグが。
▶︎すべての画像を見る ’90年代ストリートシーンを牽引した「A BATHING APE(以下BAPE)」と、同時代から活躍するニューヨーク出身のグラフィティアーティスト「STASH(スタッシュ)」。
両者のスタイルを取り入れたライカ「D-LUX 7」が登場した。その発表イベントと第一弾のシルバーモデルはすでにニュースになっているが、来たる8月27日(土)には、ブラックもリリースされるという。
グラフィティアーティストのSTASHが活動の拠点を置くのはニューヨーク・ブルックリン地区。
1980〜90年代、その街の壁や地下鉄などにたくさんの“匿名の落書き”を描き、グラフィティ文化を築いたリビングレジェンドがSTASHだ。それらの作品が今ではアートとして評価されていることは、ご存知だろう。
BAPEとともにストリートで育った両者によるライカ「D-LUX 7 “A BATHING APE® × STASH”」は、ストリートスナップ、ストリートファッション、ストリートアートという3つのカルチャーを融合させた一台といえる。
STASHはインタビューでこう答えている。
「私がグラフィティの活動を始めた1980年代初頭には“ストリートアート”という言葉はまだ存在していませんでした。その後、地下鉄のトンネルや駅から活動の場を広げてようやく日の目を見るようになったのです。
自分の作品を写真で記録することもクリエイティビティの一部でした。デジカメの登場をきっかけに、私も初めてライカを手に入れました」。
また、写真とグラフィティとの共通項について、「色をベースにしたビジュアル表現で、自由度が高いこと。そして若い世代が中心になって牽引している点」とも話す。
カメラについては、通常モデルの「D-LUX 7」と同様で、同クラスとしては大型の4/3型(フォーサーズ規格)の撮像素子、35mm判換算で24~75mm相当の焦点距離をカバーする開放F値1.7-2.8の大口径ズームレンズ、光学式手ブレ補正機能を搭載している。有効画素数は1700万画素だ。
カメラ本体に加えて、ストラップ、ポーチ、そしてレンズの繰り出しに合わせ自動開閉するレンズキャップが付属する。
こちらのブラックは、ライカストア、ライカオンラインストアおよびライカブティックでの販売となる。