▶︎すべての画像を見る シングルモルト スコッチウイスキーの老舗ブランド「タリスカー」のエクスペディション シリーズから、タリスカー44年が登場した。
スコットランド・スカイ島で最も歴史ある蒸留所による「タリスカー エクスペディション シリーズ」は、厳しい自然の影響を受けた稀少な樽でカスクフィニッシュ(追加熟成)する、ウイスキー造りを追求するシリーズだ。
今回のタリスカー44年で使用した樽は、ブランドの海洋保護パートナーである「パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ」が、南アフリカ喜望峰近くにある、世界最大の昆布の森へ遠征した際のアメリカンオーク材によるもの。
その内側を、スコットランド産の昆布の炎でチャー(樽の内側を焦がす)した再生樽である。
世界限定1997本。アルコール度数49.1度 700ml 53万円。
その特徴をまとめると以下になる。
色:深く澄んだ琥珀色。
香り:全体的にまろやかで、黒胡椒のスパイシーさ、海藻、塩の結晶、レモンの皮、暖かな樽のニュアンス。これらの香りの下に、海潮の空気、遠くの浜辺の焚き火などの魅力的な香りの層が隠れている。
ボディ:フルボディ。
味わい:スモーキーな甘さの波から強烈な海潮。力強く芳醇で、オイリーな滑らかさと凝縮された旨味。それらがドライに変化し、さらに滑らかに。一滴、水を垂らすと舌触りが柔らかくなり、塩味とともにほんのり甘みをもたらす。
余韻:非常に長い。
タリスカー44年は、オフィシャルとして最も長期熟成されたボトルとなる。
南アフリカの深海の森を表現したパッケージには、美しい琥珀色のウイスキーとともに、喜望峰への遠征を共にした樽材の一部が収められてる。
これを洋上で飲めたらば、至極の時間になるに違いない。