▶︎すべての画像を見る 創業1566年の布団のエキスパート、西川の羽毛寝袋「西川本気寝袋」がクラウドファンディングで展開中だ。
快適使用温度は2℃、下限使用温度は-3℃。春~秋まで快適に眠れる。「西川本気寝袋」210×80cm 2万4800円/西川 https://www.nishikawa1566.com
羽毛布団には一家言ある西川が作る寝袋だけに期待値が高まるが……一体どんな特徴があるのか? プロジェクト発起人の関茉莉花さんに取材した。
関さんは入社4年目の営業担当。小学生の頃からキャンプ好きという筋金入りのキャンパーだ。
関さん曰く、最大の魅力は「圧倒的に寝心地が良く、肌触りが気持ちいいこと」だそう。
「キャンプでも西川の羽毛布団で眠ることができたらな、という想いから商品化が始まりました」。
確かに、西川の毛布にも採用されているフランネル地の裏側面はナイロン製の寝袋と違い、頬擦りしたくなるほどに柔らか。カサカサとした衣擦れ音や汗によるベタつきとも無縁だ。
そんな生地使いもさることながら、年間10回程はテントで寝泊まりし、先日も米グランド・キャニオンでキャンプを体験したライターとしては、“洗える寝袋”だということに惹かれる。
「西川には『ランドリエ』という洗える羽毛布団があるのですが、その技術を盛り込みました。
一般的な羽毛布団は繊細な表生地を縫製しているため、洗うと生地が傷んだり、中の羽毛が抜け出てしまうことがあります。
その点、『ランドリエ』は、丈夫な生地をコインランドリー機器メーカーと共同開発した特殊な仕様で製法しているので、ガシガシ洗濯機で洗って頂いて問題ありません。キャンプ帰りにそのままコインランドリーで丸洗い&乾燥することもできます」。
手間のかかるキャンプグッズの手入れが簡略化されるのはありがたい限りだ。
ちなみに、写真左は未使用の寝袋、右が10回洗濯後の状態なのだが、ふっくら感は変わらない。
細かく仕切られた立体的スペースに羽毛が入っているから、羽毛の膨らみが遮られず、洗濯&乾燥を繰り返してもボリュームがキープされるってワケ。
これなら、キャンプでの安眠は保証されたようなものだ。
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