「Camp Gear Note」とは…… キャンプにまつわるスキルの中でも、火起こしやロープワークに次いで苦手意識を持つキャンパーが多いのが、タープの設営。
「どこから、どのように立てたらいいのか?」「シワが出ないように見栄えよく張るには?」
難しいと思われがちだが、逆に大型タープなんかをひとりで設営できれば、“キャンプで頼れる人”認定間違いなし。
そこで、今回は強力な助っ人として「アウトドアの何でも屋」と業界で有名な牛田浩一さんに話を聞いた。
スマートに格好良くタープ張りをこなすポイントを伝授していただこう。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 張り方のポイントを教えてくれた人 牛田浩一さん●株式会社B.O.W代表取締役。化石掘りが趣味だった父親の影響でアウトドアを始める。アウトドア用品の輸入卸会社勤務を経て、アウトドア専門のアタッシュドプレスとして独立。現在は「アウトドアの何でも屋」として、年間の1/3をフィールドで過ごす。なんと、年間に張るタープ、テントの数は数百張りはくだらないそう! 季節に合わせてフライフィッシング、サーフィン、スノーボードと、嗜むアウトドアアクティビティは多岐に渡る。著書に『キャンプ雑学大全2020実用版』(三才ブックス刊)。
ポイント① 出発前にセット内容を確認する
基本セットは、タープ本体、ペグ、ガイライン、ペグハンマー、メインポール。グローブもあると怪我をしづらい。
まずは、出発する前に箱から中身をすべて出して、何が入っているかを確認しておこう。
「本体以外にもタープの設営に必要なものはいくつかあります。
ポールが別売りの場合もあるし、必要な数のガイライン(ロープ)が入っていない可能性もあるので、自宅で必ずセット内容を確認することが大切。
大抵は収納袋が付いているので、不要な外箱は自宅に置いていってOKです」。
ポイント② タープは風向きと平行になるように
テントを立てるスペースをイメージして位置を決めたら、風向きと並行になるように向きを決める。
フィールドに着いたら、テントを立てる前にタープを設営する位置と向きを決める。
テントは立てたあとでも動かせるが、タープは動かせないので、タープから順に立てるのが基本だ。
「まず半分に折り畳んだ状態のタープを仮置きし、位置と向きを決めます。ポイントは風を受けづらい向きを選ぶこと。
タープは横からの風に弱いので、風向きと並行(風が抜ける向き)にセッティングしましょう」。
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