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リサイクル素材100%の「レスポンシビリティー」

レスポンシビリティのアイテムは染色を一切せず、再利用した端切れを混ぜ合わせることで絶妙な色味を醸し出している。古着のような手触りと雰囲気を楽しめるのも特徴だ。

レスポンシビリティーのアイテムは染色を一切せず、再利用した端材を混ぜ合わせることで絶妙な色味を醸し出している。古着のような手触りと雰囲気を楽しめるのも特徴だ。


そして、リサイクル素材100%の「レスポンシビリティー」がただものじゃない。

レスポンシビリティーの「ティー」は「ty」ではなく、Tシャツの「Tee」。工場から出るコットンの端材を再利用したものや、リサイクルプラスチックの混紡でできたTシャツなどを指す。

新規の地球資源を使わないリサイクル100%を誇る革新的なアイテムで、綿を新たに栽培する必要がなく、染色もしないため、1枚で100リットルの節水を実現。独特の色彩はコットンの端材を再利用して紡ぎ出している。

Tシャツの内側にプリントされているのは、エコロジカルフットプリント。4.8本のペットボトル、0.26lbs(約118g)0.1のコットン端切れから作られていて、同時に96%の水を節約し、運搬では45%の二酸化炭素排出を削減していることが記載されている。

Tシャツの内側にプリントされているのは、エコロジカルフットプリント。4.8本のペットボトル、0.26lbs(約118g)のコットン端切れから作られていて、同時に96%の水を節約し、運搬では45%の二酸化炭素排出を削減していることが記載されている。


パタゴニアがレスポンシビリティーの生産・販売を始めたのは2016年。今年で7年目になるが、しっかりした生地感のわりに肌触りが柔らかなのが特徴で、気心地の良さには定評がある。

この秋に登場する新レスポンシビリティーは、参加アーティストによるロゴデザインと込められたストーリーにも注目。パタゴニア好きなら見逃せない、的を射たメッセージがプリントされている。
 
「How To Change」と題したデザインのレスポンシビリティ。“自転車を使う”、“選挙に行く”、“本を借りる”など12の行動をグラフィックで提案している。

「How To Change」と題したデザインのレスポンシビリティー。“自転車を使う”“選挙に行く”“本を借りる”など12の行動をグラフィックで提案している。


2022年の秋コレクションもストーリー性に富んだアイテムが揃うパタゴニアの新作。レスポンシビリティーは今年9月、そのほかのGPIWコレクションは来年1月に店頭に並ぶ予定だ。


沼尾翔平=写真 ぎぎまき=取材・文

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