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2022.07.20

ニュース

水難事故から子供を守るヒント。楽しんで海を学ぶ「シップス」のイベントが今年も開催中!


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シップス(SHIPS)といえば、日本におけるセレクトショップの草分け的存在だが、名前の通り、海との関わりも長い。

遡ること27年前から始まった「シップス セーフ&クリーン キャンペーン(SHIPS SAFE & CLEAN CAMPAIGN)」は、その最たるものだ。

安全で美しい海に必要なこととは何か?

伊豆半島・下田を拠点に活動するライフセーバーたちとともに、大人も子供も一緒になって学べるエシカルなイベントが今年も開催されている。



国内屈指の美しいビーチスポットであると同時に、日本におけるライフセービング発祥の地としても知られる南伊豆に位置する下田では、世界と比べて、技術や用具がまだまだ発展途上だった1970年代の終わり頃から、地元の若者たちが中心となってライフセービング活動がスタート。

「海の安全を守りたい」という想いの輪は次第に大きくなり、徐々にカルチャーとして発展していった。

1992年にはライフセービング競技の世界大会の舞台となるまでに成熟し、翌1993年には、本場オーストラリアさながらの地域密着型クラブとして「下田ライフセービングクラブ」が誕生。

ビーチでの事故防止や安全の啓蒙はもちろん、小・中学生を対象に海の楽しみ方や緊急時の応急処置法などを指導するジュニアライフセービング活動など、未来のライフセーバー育成にも積極的に取り組み続けている。

そんなクラブの理念に賛同したシップスは、1995年からその活動や発展をサポート。「シップス セーフ&クリーン キャンペーン」はその一環として、四半世紀以上も続く名物イベントなのだ。



イベントの目玉は、小学生を対象にした「シップス ジュニアライフセービングコース」。

普段、ライフセーバーたちが使っている器具の紹介にはじまり、海辺でのルールや基礎知識、海の中を効率よく走るための走法、怪我をしたときの対処法、また、ニッパーボードやビート板を使った波乗り体験といった実技まで、楽しみながら学ぶことができる。コレは結構、本格的だ。

海の安全がどのように守られているのか、実践を伴って肌で感じることができるのは、子供たちにとってかけがえのない体験となるだろう。

この他、ビーチフラッグスを使った「スポーツキャンペーン」(上位入賞者には、シップス オリジナルグッズをプレゼント!)や、ビーチのゴミ拾いを行う「クリーンキャンペーン」など、大人も参加できるさまざまなイベントが用意されている。



このキャンペーンは8月28日(日)まで、白浜大浜海岸、入田浜海岸、弓ヶ浜海岸といった下田エリアのビーチで随時開催予定だ。

イベントごとに日程や時間が異なるので、詳細は公式サイトで確認を。海を理解し、海の危険から自身を守る術を身に付けたうえで、大いに今夏を楽しんでほしい。


[問い合わせ]
シップス
https://ships-lifesaving.jp

外山壮一=文

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