「働く男のバッグの中身」とは……
▶︎すべての画像を見る スポーツブランド「On(オン)」の日本支社で代表を務める駒田博紀さんの通勤スタイルは、「スポーツウェア+バックパック」が基本。
「オンに入る前はスーツを着ることが多かったのですが、今はこのスタイルがほとんど。仕事道具は“フライターグ”に統一しています」。そう語るワケとは?
「大は小を兼ねる」が、フライターグの良さ
駒⽥博紀●44歳。スイス⽣まれのパフォーマンスブランド「On」⽇本⽀社で代表を務める。趣味はトライアスロン。駒田さんの「オートミールダイエット」に密着した記事もチェック!
駒⽥さんの仕事バッグは、オンと同じスイスブランドのフライターグ。なかでも「ヴォヤージャー」という43Lサイズのバックパックを愛⽤している。
ブルー×ホワイトの爽やかな色合い。「オンのタグラインに『ラン・オン・クラウド』というフレーズがあるのですが、その雲と空の⾊を連想させることから、思わずこの色を⼿に取りました」。
「オンの本社はチューリッヒにあるのですが、その近くにフライターグのフラッグシップストアがあるんですよ。そこがとにかくカッコいい。
フライターグのバッグはすべて、役⽬を終えたトラックの幌などを再利⽤した⼀点モノです。廃材を⽣まれ変わらせるという姿勢が、オンが標榜しているサステナビリティにも通ずるところがあって、親近感がわくんですよね」。
垂直に、あるいは⽔平状態で簡単につかむことのできるハンドル。基本は肩掛け派。
「トラックの帆に使われていたくらいですから、ラフに扱っても全然平気ですし、PVCで耐⽔性があるから⾬ざらしでも平気。
新品の時点ですでにプリントがかすれていて、経年変化の味を感じさせる⽣地なので、使い⼿としても気遣い無⽤なんですよね。⼀点モノですけど、そこからさらに⾃分味に育つのもたまりません」。
かれこれ3年ほど、ほぼ毎⽇のように使っているが、壊れる気配はない。「仮に不具合が出たとしても、すべてフライターグの直営店でリペアする体制が整っているので長く使えます」。
ぶっちゃけ43Lの容量は普段使いには大きすぎる気がするが、実際の使い勝⼿はどうだろう?
「このビッグサイズがいいんですよ。仕事柄、シューズやウェアを持って各地のイベントに⾶びまわる機会が多いのですが、そんなときにガバッと⼊れられる余裕がある。通勤途中にジムへ寄ったり、⾼尾⼭までトレーニングに⾏ったあと、麓のカフェでワーケーションしたりと、いろんなシチュエーションで活躍してくれます」。
「もちろん2泊3⽇の出張荷物も余裕で⼊るし、お⼟産を買っても収まっちゃう。コレ以上⼊らないと思ってもまだ⼊ります」。
使い込んでいくうちに別の良さにも気付いたという。
「大は小を兼ねると言いますが、荷物の量に対してバッグがやたら大きいと、アンバランスになってしまうことがありますよね。
その点このバッグは、フラップを絞ってかさを調節することができるので、浮いて見えることがありません」。
フラップの絞り方は自由自在。「実際は公式のやり方もあるみたいなんですが、僕は完全に自己流です(笑)」。
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