「Camp Gear Note」とは…… キャンプで米を炊くのは、なぜか難しく思われて敬遠されがち。
湯煎すれば食べられるレトルトご飯で手軽に済ませるのも賢い選択だが、やはりキャンプで食べる炊きたてホカホカご飯の美味しさは、何ものにも変え難い幸せだ。
▶︎すべての画像を見る アウトドアで上手に米を炊くためには、押さえておくべきポイントがいくつかある。
それさえ頭に入れておけば、ガスだろうが焚き火だろうが、誰でも失敗知らずでいつでも美味しいご飯が炊けるようになるはずだ。
ポイント①:鍋の種類はなんでもOK
どんな鍋でもご飯は炊けます。
まずは、鍋選びについて考えてみる。
手鍋、メスティン、フライパン、土鍋、シェラカップ、ダッチオーブン……、正直、鍋は蓋があれば何を使ってもご飯は美味しく炊ける。
押さえるべきポイントも共通なので、まずは手持ちの鍋をなんでも良いので用意してみよう。
左はステンレス製の厚手の鍋、右はチタン製の薄手の鍋。
もしも選択肢があるならば、薄手よりは厚手の鍋のほうが扱いやすい。薄手のものは寒い環境では冷めやすく、炎が当たる場所が焦げやすくなってしまうからだ。
また、容量パンパンに炊くよりも少し余裕があるサイズを選ぶと、米が潰れず、ふっくら仕上がりやすい。
ポイント②:米と水の分量は1:1が目安
1:1。シンプルです。
用意するべき米と水の分量が、最初のハードルとなりがちだが、「1:1」が基本と覚えておこう。ひとつのカップを使ってお米と水を同じラインまで入れればOKなので、細かい目盛りや重さを測る必要もない。簡単でしょ?
あとは一度炊いてみて、硬め、柔らかめの好みで、多少調整するといいだろう。米の重さと水の量を目安にするならば、米1合(150g)に対して水180mlと覚えておこう。
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