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2022.07.03

ライフ

キャンプでごはんが美味しく炊ける7つのポイント。鍋選びから手順通りに解説!


「Camp Gear Note」とは……

キャンプで米を炊くのは、なぜか難しく思われて敬遠されがち。

湯煎すれば食べられるレトルトご飯で手軽に済ませるのも賢い選択だが、やはりキャンプで食べる炊きたてホカホカご飯の美味しさは、何ものにも変え難い幸せだ。

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アウトドアで上手に米を炊くためには、押さえておくべきポイントがいくつかある。

それさえ頭に入れておけば、ガスだろうが焚き火だろうが、誰でも失敗知らずでいつでも美味しいご飯が炊けるようになるはずだ。

ポイント①:鍋の種類はなんでもOK

どんな鍋でもご飯は炊けます。

どんな鍋でもご飯は炊けます。


まずは、鍋選びについて考えてみる。

手鍋、メスティン、フライパン、土鍋、シェラカップ、ダッチオーブン……、正直、鍋は蓋があれば何を使ってもご飯は美味しく炊ける。

押さえるべきポイントも共通なので、まずは手持ちの鍋をなんでも良いので用意してみよう。

左はステンレス製の厚手の鍋、右はチタン製の薄手の鍋。

左はステンレス製の厚手の鍋、右はチタン製の薄手の鍋。


もしも選択肢があるならば、薄手よりは厚手の鍋のほうが扱いやすい。薄手のものは寒い環境では冷めやすく、炎が当たる場所が焦げやすくなってしまうからだ。

また、容量パンパンに炊くよりも少し余裕があるサイズを選ぶと、米が潰れず、ふっくら仕上がりやすい。

ポイント②:米と水の分量は1:1が目安

1:1。シンプルです。

1:1。シンプルです。


用意するべき米と水の分量が、最初のハードルとなりがちだが、「1:1」が基本と覚えておこう。ひとつのカップを使ってお米と水を同じラインまで入れればOKなので、細かい目盛りや重さを測る必要もない。簡単でしょ?

あとは一度炊いてみて、硬め、柔らかめの好みで、多少調整するといいだろう。米の重さと水の量を目安にするならば、米1合(150g)に対して水180mlと覚えておこう。
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ポイント③:30分ほど浸水させる

これ、かなり大事。

これ、かなり大事。


続いては、お米を浸水させる工程に移る。

上手に炊けないという人は、この作業を省いている人が多い。地味な作業だが、炊飯の出来を左右する大事な工程だ。できればじっくり30分は浸水させたいので、ここまでの作業は料理の最初に済ませてしまうとスムーズ。

ちなみに、キャンプでは米は研がなくても構わない。また、米を研いでいるときから浸水は始まるので、もしも美味しい水で炊きたい場合は、米研ぎも水道水ではなく、美味しい水を使うことをお忘れなく。

ポイント④:バーナーは火口が広いタイプを選ぶ

右の方が炎が広く出そうなことがわかるだろうか。

右の方が炎が広く出そうなことがわかるだろうか。


バーナーをいくつか持っている方は、並べて真上から見比べてみよう。
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ガスが出る穴のある範囲が広いものは、鍋底に広く熱が伝わる。一方、この範囲が狭いものは、鍋の1点にのみ炎が当たり、炊きムラができやすい。

火口が広いタイプの方が炊飯だけでなく、料理全般に向いていると覚えておこう。


ポイント⑤:沸騰したら、全体をかき混ぜてやる

沸いてくると湯気ですぐにわかるはず。

沸いてくると湯気ですぐにわかるはず。


沸くまでは強火→沸いたら弱火。

沸くまでは強火→沸いたら弱火。


十分浸水させたら、続いて火にかける。初めは沸騰するまで強火をキープしよう。

沸騰して湯気が出始めたら、鍋底から全体を素早く混ぜる。こうすることで米の炊きムラがなくなり、薄い鍋でも底面が焦げるのを防ぐことができる。

のんびりやっていると温度が下がってしまうので、蓋の隙間からササっと行おう。

鍋底から全体を混ぜるイメージ。

鍋底から全体を混ぜるイメージ。


1合くらいの量ならば混ぜなくてもいいが、量が多いときや風のある寒い日、焚き火で炊く場合などは、特に有効な技なので覚えておきたい。
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