▶︎すべての画像を見る 味のある男はレザージャケットが似合うというのは
既報の通り。では、大人見えする“レザー”の条件とは何か? 上質な素材。ベーシックなデザイン。今の気分を少し。
その名回答を持ち合わせた、ラグジュアリーブランドの傑作を6着、紹介する。
「ルイ・ヴィトン」
61万6000円/ルイ・ヴィトン 0120-00-1854
まるでシルクのように滑らかで柔らかい、上質なカーフレザーを使用。胸ポケットのファスナーとその下に施された刺繍、そして襟のドローコードがデザインのアクセントになっている。
両袖は素材を切り替えており、リサイクル素材のテクニカルファブリックを採用。ラグジュアリーでありながら、未来的な雰囲気も感じさせるレザーブルゾンである。
「ジョルジオ アルマーニ」
95万7000円/ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)
スポーティで、上質で、艶がある。そんな大人のためのレザージャケットを探していたら、こんな一着に出合った。
素材は羊革のスエード。ヘリンボーン織りのように見えるのは特殊なプリント加工によるものだ。実際に触ってみると凹凸があり、見る角度により色みが変化し、独特のニュアンスを醸し出す。
街に出て、颯爽と歩きたくなるじゃないか。
「セリーヌ オム バイ エディ・スリマン」
59万4000円[予定価格]/セリーヌ オム バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン 03-5414-1401)
憧れを込めて言えば、昔見たムービーフィルムの男たちのようにレザーを着たい。ベニチオ・デル・トロか、ヴィンセント・ギャロか。スタイリッシュだけどナイーブ。
そんなイメージにぴったりなのが、このラムスキンのブルゾンだ。光沢のある黒い革。レトロなステッチワーク。単に格好いいだけじゃない、独特の哀愁を感じさせる一着に仕上がっている。
「プラダ」
51万7000円[予定価格]/プラダ 0120-45-1913
目を奪われるのはその美しいグリーンカラーだ。「レザーは茶か黒」という凝り固まった思考をほぐし、改めてファッションを楽しむ気持ちを後押ししてくれる。
素材は柔らかなナッパレザー。この質感も作用し、シャツのようでもあり、コーチジャケットのようにも思える。シンプルだけど複雑。プラダというブランドを体現するレザージャケットなのだ。
「ディオール」
35万2000円/ディオール 0120-02-1947
スエードブルゾンはその色によって印象が変わる。ネイビーなら育ちの良い感じ。金茶ならラギッドな感じ。ではこんなクリームカラーは?
デザインはきわめてシンプル。フロントテープとサイドポケットにちらりと見えるロゴが唯一のポイントだ。控えめだが遊び心がある。つまり、どこまでも都会的な印象を醸し出すスエードブルゾンなのである。
「メゾン マルジェラ」
35万2000円/メゾン マルジェラ(マルジェラ ジャパン 0800-000-0261)
レザージャケットの魅力はその佇まいにある。優美なもの。飄然としたもの。武骨なもの。
では、メゾン マルジェラの「'5 Zip' ライダース」からはどんなイメージを受けるだろうか?黒と銀。重厚感のあるゴートレザーとフロントのジッパーデザインだけで表現された、凛々しいレザーだ。
我々もこの一着のように、背すじが伸びた凛とした姿でありたい。