使い勝手の良さが唯一無二な「カングー」
ルノー「カングー」(2002年3月〜2009年8月)。中古車価格は約10万円〜180万円。
未だに人気の高い、ザ・商用車。もちろん日本仕様は乗用車要素がたっぷり盛り込まれているけれど、それでも全長約4m全幅約1.7mというサイズなのに、これだけ荷物が積める車はほかにないと言っていいだろう。
左右の後席はスライドドアだから荷物を載せやすいし、室内の頭上には飛行機みたいに収納棚が備わるなど使い勝手はバツグンだ。バックドアは跳ね上げ式のほか、左右に開く観音開きタイプもある。
現行モデルは一部で“デカングー”と呼ばれるほど大きくなったし、デビュー目前の3代目はさらに大きくなった。カングーは小さい方がいい!という人は今のうちに狙うべき。
悪路での信頼性は変わらない「ジムニー」
スズキ「ジムニー」(1998年10月〜2018年6月)。中古車価格は約10万円〜230万円。
初代から現行型の3代目まで、高い悪路走破性を誇るジムニー。しかも軽自動車だから、どんな狭い所へも入っていける。
そんなほかにいない存在ゆえに人気が高く、現行型の新車は納車待ちが1年以上とも言われている。
現行型では衝突被害軽減ブレーキなど安全性能が高められたが、この時期の2代目ジムニーも、悪路走破性をはじめ、それ以外は現行型にひけをとらない。
実に約20年間も販売されたモデルだけに、エクステリアパーツやインチアップといったカスタマイズパーツがたくさんあるので、自分だけのジムニーが作りやすい点も魅力だ。
小さくて角ばったボディが愛らしい「パジェロミニ」
三菱「パジェロミニ」(1998年10月~2012年6月)。中古車価格は約10万円〜160万円。
当時の人気車パジェロをダウンサイジングしたような軽自動車が、三菱のパジェロミニ。「そこまで本気のオフローダーじゃなくても」という層にピッタリで、大ヒットした。
サイズもスペックもランクルやパジェロほどじゃない、とはいえパジェロの看板を背負ってるだけあり、本家同様走行中に2WD/4WDを切り替えられる機能も備わるなど、砂地や砂利道も十分走れるからアウトドアを十分楽しめる。
軽自動車ゆえ後席を使うとラゲージはほとんど使えないけれど、リアシートを簡単操作で折り畳めるなど、空間を効率的に活用するための工夫は満載だ。
小さなボディを角張らせたルックスも愛らしい。