▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 道路や住宅事情でコンパクトカーが活躍しやすい日本において、“小さな名車”と呼ばれる車は多く存在する。
なかでも2000年代(’00年〜’10年式)のコンパクトカーは、少しの“懐かしさ”も加わって今見ると一層、魅力的。
ここで紹介するのは、セカンドカーとして、カスタムのベースに、荷物をたくさん積んで……と、“遊べる”目線で選んだ人気の6台。いずれも中古車相場として100万円台で狙えるオススメたちだ。
オープンカーやワゴンもありな「ミニ」
ミニ「ミニ」(2007年2月〜2014年3月)。中古車価格は約20万円〜300万円。
クラシックミニと比べ、誰でも気軽に乗れる車になった新世代ミニ。BMWが復活させた初代に続き、この2代目も大ヒットした。
クラシックミニの魅力のひとつだったゴーカート気分な乗り味も健在で、しかも初代より乗り心地も向上している。見た目も、見比べないと初代か2代目か区別しにくいなど、キープコンセプトな2代目だ。
屋根の開くコンバーチブルや、ワゴンのクラブマンという選択も大アリだ。
やっぱり可愛い「チンクエチェント」
フィアット「500」(2008年3月〜)。中古車価格は約20万円〜320万円。
ミニ同様、21世紀に入って復活した500(チンクエチェント)。昔の500と比べると現代的なデザインに変わったとはいえ、やっぱり可愛い。
何しろ2008年から10年以上経った現在も販売されている(=愛されている)のが、支持率の高さの証左と言えるだろう。
またこれだけ長期間、販売されていると、約100種類もの特別仕様車が登場しているので「隣のチンクとは違う」感も出しやすい。
MT車も度々追加されているので、キビキビとした走りが楽しみたいなら、あえてのMTも、オススメな一台だ。
優秀でツウな2代目「パンダ」
フィアット「パンダ」(2004年7月〜2012年4月)。中古車価格は約20万円〜110万円。
パンダといえばジウジアーロがデザインした、カクカクなアレを思い浮かべる人が圧倒的。
けれど、そんな名車の跡継ぎ(2代目)もセンス良し。乗り心地はソフトだし、コーナーを曲がるときに、ゆったり傾く感じは初代と同じ。4WDモデルも度々用意されていた。
明るいインテリアデザインはいかにもイタリア車。サイズ感も使い勝手も、小さなエンジンで一生懸命走る感じも、コンパクトカーとして求められるものはすべて揃っている。
2代目パンダをサラッと日々の足に使うって、ツウだと思う。
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