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2022.06.29

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好きなものを好きと言い続けるために「ブランパン」が自らに課した使命


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海が好き。でも、我々にとってなくてはならない海が、いつまでも同じ姿でいるとは限らない。

とりわけプラスチック問題が大きく取り沙汰される海洋の環境問題だが、その他さまざまな件でその豊かさが失われつつあることは、全世界が共通して認識していることだ。

スイスの高級時計ブランドのブランパンは、独自の海洋保全活動「ブランパン オーシャン コミットメント」を通じて、海洋問題に真正面から向き合っている。
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それは、好きなものを好きと言い続けるためにすべき、ひとつの理想的な姿。その具体的な取り組みを見ていきたい。

ブランパンと海との蜜月を知る

時計ファンなら誰しもが知るブランパンの名機「フィフティ ファゾムス」は、高防水時計が華やかなりし1953年に誕生した。

その名前のとおり、50ファゾムス=約90m(水深の単位1ファゾム=約1.8m)の防水性を誇り、高い視認性のダイヤルデザインとともに、現代のダイバーズウォッチに連なる系譜の元祖的存在とする向きもある。

回転ベゼルや夜光塗料などで視認性を高めたオリジナルの面影を残しつつ、120時間のパワーリザーブをもつ自社製ムーブメントをチタンケースに収めた30気圧防水ウォッチに進化。ブルーダイヤル&ベゼルも現代的だ。「フィフティ ファゾムス オートマティック」チタンケース、径45mm、自動巻き。184万8000円/ブランパン

回転ベゼルや夜光塗料などで視認性を高めたオリジナルの面影を残しつつ、120時間のパワーリザーブをもつ自社製ムーブメントをチタンケースに収めた30気圧防水ウォッチに進化。ブルーダイヤル&ベゼルも現代的だ。「フィフティ ファゾムス オートマティック」チタンケース、45mm径、自動巻き。184万8000円/ブランパン ブティック銀座 https://www.blancpain.com/ja


現在、「フィフティ ファゾムス」コレクションは、1953年のオリジナルのデザインに忠実な写真の「Ref.5015」系統と、シャープな顔立ちにリデザインされた「バチスカーフ」系統が存在。

素材使いや機能、ムーブメントを進化発展させながら、海好きたちの心も掴んでいるのだ。

シャープなビジュアルの「バチスカーフ」コレクション。フライバッククロノグラフを搭載する。「フィフティ ファゾムス バチスカーフ クロノグラフ フライバック」セラミックスケース、径43.6mm、自動巻き。200万2000円/ブランパン

シャープなビジュアルの「バチスカーフ」コレクション。フライバッククロノグラフを搭載する。30気圧防水。「フィフティ ファゾムス バチスカーフ フライバック クロノグラフ」セラミックケース、43.6mm径、自動巻き。200万2000円/ブランパン ブティック銀座 https://www.blancpain.com/ja


なお、「バチスカーフ」とは、物理学者オーギュスト・ピカールが発明した潜水艦の名前。やはりブランドと海との緊密な関係を強調している。
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「ブランパン オーシャン コミットメント」で取り組んでいること

世界の海洋問題に対して積極的に関わろうという姿勢は、ブランパンが「フィフティ ファゾムス」を海時計の嚆矢と自負するからこそのものだろう。

すでに海洋問題に取り組んでいたブランパンは、先述した「ブランパン オーシャン コミットメント(BOC)」を2014年に創設。ブランドのひとつの柱として活動の幅をいっそう広げていくことに。

現在、海洋の貴重な資源を大切にする探検家、写真家、科学者、環境保護主義者たちと良好な関係を築いている。


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例えば、水中写真家にして海洋学者のローラン・バレスタとの活動。2012年より続けているゴンベッサ(=シーラカンス)プロジェクトをともに取り組むなかで、ローランは幾度となく奇跡的な撮影を行なってきた。



1万8000匹にも及ぶハタの交尾のシーンや、ポリネシア環礁でのメジロザメを捉えた写真などは、ゴンベッサプロジェクトで培われた撮影技術が応用されている。

また、ローランへのサポートの結果、あまり知られることのなかった海底生態系への理解を深めることにも一役買うこととなった。



もちろん、これだけではない。

海洋保全を掲げる世界最大規模の団体、オセアナ(OCEANA)との独占パートナーシップでは、メキシコ湾の海洋環境を探査するプロジェクトを開始。海洋環境の維持に欠かせないサンゴ礁の秘密を探る。

あるいは、ダイバーならご存じだろうパディ(PADI)とのパートナーシップも特筆したい。

パディとは、世界最大のダイビングトレーニング機関だが、同団体とは向こう10年で海洋保護区の数を増やすことを掲げた。

ほかにも、スルバーイ環境財団やバイオピクセル海洋基金などとも協力関係を結び、BOCの活動を広げているのだ。

近年、活発化する非営利の海洋保護活動に対して、資金を提供するのは非常に重要なことである。

とりわけ、猫も杓子もサステナビリティを掲げるなかで、どれが“本物”かを見極めなければいけない消費者にとっても、こうしたブランパンの活動が、見せかけの“グリーンウォッシング”ではないことがよくわかるだろう。


華々しくコラボレーション・ウォッチを掲げることなく、地道にBOCによる活動を続ける真摯な姿勢。

当然、これらの原資は、ユーザーが購入した時計の代金に他ならない。つまり、ブランパンの腕時計を着けていることが、この多彩なBOC活動への参加意思の表明とも言える。

選択眼が求められる時代に、真の「海好き」が求めたいのは、こういう腕時計じゃないかと思うのだ。


[問い合わせ]
ブランパン ブティック銀座
www.blancpain.com/ja

髙村将司=文

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