ここ数年、オートミールが男性のダイエッターたちから熱いラブコールを受けている。
名前を聞いたことはあっても「そもそもウマいの?」「ホントに痩せるの?」「実際に食べている人いるの?」と疑問視する声も絶えない。
ということで、オートミール生活を実践した男たちのリアルな声をダイジェストでお届け!
ボディメイクのプロに聞いた、オートミールの7つのメリット
オートミールとは、オーツ麦を脱穀して調理用に加工したもので、欧米では1800年代から栄養価の高い朝食として愛されてきた。
ボディビルダーにして日本体育大学准教授のバズーカ岡田さんは「もともとは減量中に玄米や白米を食べることが多かった」と言うが、ここ最近オートミールの魅力を再確認しているという。
そんな彼が教えてくれた、7つのメリットがこちら。
■栄養価が高い
① 食物繊維不足を解消
② ビタミンやミネラルが豊富
■体質改善につながる
③ 整腸作用で便通を改善
④ 肌の調子が良くなる
■ダイエット効果抜群
⑤ GI値が低い
⑥ 腹持ちがいい
⑦ 調理がラク
オートミールがダイエットに最適と言われる理由は、食後の血糖値の上昇度を示す「GI値」が低く、満腹感が持続するから。
バズーカ岡田さん曰く、「夜、ちょっと小腹が空いたなというときも、米を食べるよりオートミールのほうが太りにくくておすすめですよ」とのことだ。
さらに、食物繊維やビタミン、ミネラル、亜鉛などが豊富に含まれているため、炎症や免疫の改善、アンチエイジングにも役立つという。
ちなみに、下記の記事では誰でも簡単に作れる「オートミール茶漬け」とプロテインとミルクで割った「プロテインシェイク・オートミールデザート」を教えてもらった。参考にされたし!
3カ月で6kg減!経営者のオートミール生活
スイス発のパフォーマンスブランド「On」の社長を務める駒田博紀さんは、コロナ禍で“人生最高体重”(88kg)を記録したひとり。
ジム通いで5kgは痩せたものの、そこから先がなかなか落ちない。そこで取り入れたのがオートミールだという。
「以前は白米中心の生活でしたが、朝食から夕食までオートミールを取り入れることにしました。すると、1週間で2kg体重が落ち、最終的には3カ月でベスト体重の78kgを実現しました」。
減量成功後の駒田さん。
つまり、3カ月で6kgの減量に成功したということになるが、ほかにも思いがけないメリットを得られたという。
「オートミール生活をして体質と味覚が変わったのか、あんなに好きだったラーメンや揚げ物を食べたいという気がしなくなりました。ラーメンはほとんど食べなくなりましたし、唐揚げやトンカツも一切食べていない。これはうれしい副産物でしたね」。
ちなみに、オートミール生活を続けるコツは“
期間を決めてゲーム感覚で楽しむこと”だとか。
「正義のオートミール」と題した特集では、駒田さんのほかにも2名にオートミール生活の実体験を語ってもらった。ぜひチェックを!
「米化ブーム」の火付け役。-40kgに成功した男の絶品レシピ
オートミールのメリットと成功体験を知ったなら、次は実践編だ。とはいえ「オートミールは不味い」というイメージを持つ人も少なくないだろう。
そんな人におすすめしたいのが、これぞうさんが提唱する「
オートミール米化」。オートミール30gに水50mlを回しかけて、500Wのレンジで1分加熱。最後にほぐすと、ご飯のようになるという。
これぞうさんはこの方法を始めて、2年で40kg(!)もの減量に成功したとか。
「もともと僕は便秘症で、3〜4日出ないこともザラでしたが、主食をオートミールに変えたら、最低でも1日1回は排便するようになり、約4日ほどで数kg減りました。
そして、40kg痩せたあともこの生活を続けていたら、さらに痩せすぎてしまって(笑)。今は適度に取り入れて、体重をキープしています」。
記事では、これぞうさんに教えてもらった3種類のオートミールレシピ(オムライス、お好み焼き、ピザ)を紹介。どれも抜群にウマイので、ジャンクフード好きは必見である。
また、
ロケットニュース編集長のGO羽鳥さんが推薦しているように、オートミールは、アレンジ次第でいろんな食べ方を楽しめるのも魅力。まずは自分に続けられそうな方法で試してみよう!