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もし、つらい腰痛などの体のトラブルや、老け込んで見えるねこ背がお金をかけずに治るなら、こんなにうれしいことはありませんよね。

それを可能にするのが、「ねこ背伸ばしの座り方」です。この方法なら、始めるのも一瞬。それなのに、続けていくと背筋がスッと伸び、体が勝手に「よい姿勢」を覚えてしまいます。

「ねこ背伸ばしの座り方」には、コツが3つあります。
コツ1:肋骨を机のふちに乗せるようにしてもたれる
コツ2:椅子に浅く腰かけ、骨盤を立てる
コツ3:ひざ頭の真下に足を置き、足の裏を床にぴったりつける

この座り方を30秒意識しましょう。

ここで大切なのが「骨盤を立てる」こと。ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、下の骨盤の図で黒く示した位置、つまり坐骨の先端で座れば、簡単にできます。

座り方のポイント3つ

座り方のポイントも3つまとめていますので参考にしてください。

■座骨の先端で座る


 
■お尻歩き


 
■肋骨を机に引っかける


 
このときの骨盤、背中、お腹の感覚を覚えておきましょう。立っているときもこの感覚を思い出すと、背骨が伸びた姿勢になれるはずです。

『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』(アスコム)。

『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』(アスコム)。


仕事など、長時間椅子にかけるときは「ねこ背を伸ばす座り方」でセルフケアを行えば、ねこ背対策はバッチリ! 

ただし、こうしたストレッチは続けることが大切です。気まぐれに1~2回やっただけでは本当の効果は得られません。習慣にして、毎日ケアするように心がけてくださいね。



片平 悦子:日本パーフェクト整体普及協会代表
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記事提供:東洋経済ONLINE

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