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2022.06.13

からだ

まずは30秒意識してみる。整体師が伝授「リモートワークねこ背」の解消方法

リモートワークの増加で増えつつある「ねこ背」人口。たった30秒のエクササイズでねこ背とサヨナラできる方法をお届けします(写真:bluet/PIXTA)

リモートワークの増加で増えつつある「ねこ背」人口。たった30秒のエクササイズでねこ背とサヨナラできる方法をお届けします(写真:bluet/PIXTA)

当記事は「東洋経済ONLINE」の提供記事です。元記事はこちら
コロナ禍によるリモートワークの増加で、ねこ背人口が増えつつあります。実は見た目のマイナスイメージ以外に、ねこ背にさまざまな不調のリスクがあることはあまり知られていません。

頭痛、肩こり、胃もたれ、冷え性に便秘……ひょっとして、今抱えている不調はねこ背からきている可能性があります。

「日本人は世界一座っている時間が多い」と言われることもあり、ねこ背姿勢のままデスクワークを続けたら、体への影響は計り知れません。

たった30秒のエクササイズでねこ背とサヨナラする方法を、5万人のねこ背を治してきた鍼灸師・整体師の片平悦子氏の近著『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』から一部抜粋・再構成してお届けします。

その不調、「ねこ背」が原因かも?

はじめにお断りしておきたいのですが、たとえば机に向かっているときだけ背中が丸くなってしまう、というだけでは「ねこ背」とはいいません。それは単なる「ねこ背予備軍」。

そうではなく、本当の「ねこ背」には次のような特徴があります。
・背骨が丸くなる
・肩が前に出る
・首が前に出る(ストレートネック予備軍)
・胸が縮こまり、女性はバストが垂れる
・顎が突き出る
・腰が丸まっている
・お腹がぽっこり出ている
・お尻が垂れている
・太ももの内側に力がない

ねこ背を続けると、体のあちこちに影響が出ます。例えば、頭痛、肩こり、腰痛、内臓全般の不調、肺活量の低下、精神的な不調、O脚……と、ざっと上げただけでも怖くなりますね。

ねこ背で背中が丸くなると、肋骨と骨盤の間が狭くなり、ここに入っている胃や腎臓、肝臓といった内臓が圧迫されてしまいます。これは大問題!


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