OCEANS

SHARE

夕陽×星空×大海原の贅沢なコンボ「南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場」

広大な大海原を眺めるキャンプサイト。

広大な大海原を眺めるキャンプサイト。


続いては、サーファーの方々には馴染みのある南伊豆から1軒。

サーフポイントの点在する下田エリアから、車で西に30分ほどの場所にある「南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場」を紹介しよう。

「ここは、どのサイトからでも見られる“大海原と夕陽”の絶景がポイントです。山を切り開いて作ったという、オーナーの心意気が伝わる素晴らしいテントサイトですね」。

空が青からオレンジへと色が変化していくマジックアワー。

空が青からオレンジへと色が変化していくマジックアワー。


夕焼け空と大海原の組み合わせが作り出す絶景はまさに格別です。この景色を見やすいことを第一にサイトが設計されているので、夕暮れ時はただ景色をじっくりと楽しめる。

「海沿いで空が開けており、周囲に大きな街の灯りもないため、晴れた日は空一面に広がる星空も欲張りに楽しめます。海上がりに、こんなにも贅沢な景色のコンボを堪能できるキャンプ場は、他になかなかないでしょう」。

夕焼けだけでなく、星空の美しさも一級品。

夕焼けだけでなく、星空の美しさも一級品。


場内にはカフェが併設されていて、コーヒーやお酒を買ってゆっくり過ごすことも可能。なんと、クラフトチューハイまで取り揃えているそう。

「夕暮れ時から夜まで、コーヒーやお酒を片手に、何もせずにただただのんびり過ごす。これぞ、このキャンプ場の正しい利用方法ではないでしょうか」。

特殊な立地が生み出す唯一無二の絶景「波戸岬キャンプ場」

九州の最西北端だからこそ見られる景色。

九州の最西北端だからこそ見られる景色。


最後に、首都圏在住者にはちょっと遠いが、いつかは訪れてみてほしい九州の絶景キャンプ場を1つ。佐賀県にある「波戸岬キャンプ場」だ。

九州のキャンパーにおすすめキャンプ場を聞くと、必ず名前が挙がる人気スポットである。

「ここのポイントも“海に沈む夕日の美しさ”です。数年前にやっと足を運ぶことができたときに、テントを張りながら眺めた夕暮れは、なかなかのものでした。しかし、本当の絶景は夕陽が沈んだあとにやってきました。

オレンジ、ピンク、パープルと、さまざまな色彩が空を埋め尽くしたのです。しかも、刻々と色は変化し続け、僕はついつい30分以上もフリーズして見惚れてしまいました」。

キャンプ場からほど近い波戸岬。こちらも絶景。

キャンプ場からほど近い波戸岬。こちらも絶景。


波戸岬は、九州本土最北西端に位置している。それはつまり、九州でもっとも夕陽に近い場所にあるってこと。

周囲に夕陽を遮るものはなく、心ゆくまで余韻を楽しめる立地なのだ。

新鮮過ぎて、捌かれてもまだイカが動き続けている。

新鮮過ぎて、捌かれてもまだイカが動き続けている。


「また、波戸岬は美味しいイカで有名な呼子のすぐ近く。イカの活け造りは本当に絶品で、余った部位は天ぷらにしてくれます。キャンプとセットで、ぜひ味わってみてください」。


フォトグラファー目線で厳選された、水辺の絶景キャンプ場。行き慣れたいつものキャンプとはひと味違う、贅沢なひとときを過ごせること、間違いナシだ。

池田 圭=取材・文 猪俣慎吾=写真

SHARE

次の記事を読み込んでいます。