「Camp Gear Note」とは…… 次の休みは海に行こうか、山に行こうか、迷ってしまうこの季節。すっかり汗ばむ陽気になり、キャンプデビューをするのにも最適なシーズンになってきた。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 近場でいつものキャンプ場に出かけるのも良いけれど、しっかり休みがとれたときにはちょっと足を伸ばして、いつもと違う景色を見に出かけてみたい。
そんなあなたのために、キャンプカメラマンの猪俣慎吾さんに、おすすめのキャンプ場を伺った。
猪俣慎吾さん●キャンプが趣味のフォトグラファー。7年間写真スタジオに勤め、その後独立。フォトグラファーとして活動する傍ら、キャンプコーディネイターとしても活動している。アウトドアグループ「KIPPIS」主宰。日本オートキャンプ協会インストラクター。星空案内人®︎。昨年、『絶景CAMPGUIDE』(JTBパブリッシング)を上梓した。@inomatacampphoto
彼は昨年『絶景CAMP GUIDE』(JTBパブリッシング刊)なる書籍を手掛けた人物で、日本中のキャンプ場を撮影して回っている事情通。
全国各地から「水×絶景」をテーマに選りすぐった3つのキャンプ場を紹介してもらおう。
静謐な湖×本格サウナを満喫できる「宇樽部キャンプ場」
このロケーション、日本ではないみたいでしょ?
まず1つめは、青森県の十和田湖八幡平国立公園内にある「宇樽部キャンプ場」。
ここは、知る人ぞ知る絶景キャンプ場で、都会の喧騒に疲れて自然に癒やされたい方は、ぜひ足を運んでみてほしい。
「おすすめポイントは“湖畔の静寂”。夜になると、湖が波打つ微かな音しか聞こえないほどです。
普通のキャンプ場は隣のキャンパーさんの話し声が聞こえたりするものですが、サイト同士の距離が適度に保たれており、まったく気になりません」。
本格的なサウナも完備。
最近は、本格的なサウナが場内に新設され、すでにサウナ好きの間では話題のスポットになり始めている。
身体が温まったら、そのまま湖へドボン! なんてことももちろん可能だ。それはまるで、北欧のキャンプ場のようだとか。
「キャンプ場の近くには、十和田湖を起点に約14km続く、国指定の景勝地『奥入瀬渓流』が流れています。想像以上に渓流沿いのトレイルは距離があるので、軽めのハイキングの装備を整えてから歩いてみると良いですよ」。
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