▶︎この記事の画像ギャラリーを見る ブルガリのフラッグシップモデル「オクト」が、誕生から10周年を迎えた。
スイスのウォッチメインキングとイタリアンスタイルの融合によるメンズウォッチは、独創的な進化を続ける。
そんなオクトの現在地を、3つのコレクションから紐解く。
より身近になったワールドタイム
型にハマらないウォッチメイングを実践するオクトのコレクション。
2012年に発表されたオクトは、2000年にブルガリグループが傘下に収めた時計ブランドのひとつ「ジェラルド・ジェンタ」から2004年に登場した「ジェラルド・ジェンタ オクト」のデザインが色濃く反映されている。
2012年の発売以来オクトは進化を重ね続けている。
円と正方形を大胆に融合した110ものファセットで構成された独自のケースフォルムは、デビューの時点からローマの建築物のような普遍的な魅力を備えていた。
その後、誕生からわずか10年という期間でオクトは劇的な成長を遂げ、多彩な広がりを見せている。
2021年からコレクションに加わった「オクト ローマ ワールドタイマー」はオクトに新風を吹き込んだ注目作だ。
「オクト ローマ ワールドタイマー」SSケース、41mm径、自動巻き。106万7000円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン 03-6362-0100)
「オクト ローマ ワールドタイマー」SSケース(ブラックDLC加工)、41mm径、自動巻き。106万7000円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン 03-6362-0100)
時計師ルイ・コティエが1930年代に開発したワールドタイムは、世界の24都市名が表示されたディスクによって世界各地の時間帯をひと目で確認できる機構を腕時計のサイズに収め、シンプルな操作性と高い視認性を備えていることが特徴に挙がる。
このモデルは由緒ある複雑機構をカジュアルな雰囲気にまとめており、旅先はもちろん、普段使いに適した1本だといえる。
24の都市名が記された遊び心のあるディスク。
都市名が表示されたディスクを見ると、ブルガリの拠点であるローマの箇所のみ、英語ではなくイタリア語表記の「ROMA」と綴られている。
2/2