▶︎スナップをすべて見る。 オーシャンズではもはや“定番”と言って良いワントーンコーデ。その中でも、全身を白でまとめるオールホワイトコーデは特にスタイリッシュだ。
一見、手強そうに見えるが、あるコツさえ押さえれば攻略は超カンタン。たった1つのことを実践するだけで簡単に実践できるのだ。
そのコツとは、小物で挿し色を加えること!
河野 銀さん(27歳)
オールホワイトのコーデは、なぜハードルが高いと思われがちなのか?
答えは簡単。「究極にシンプルな格好」だから。まっさらなキャンバスと化した姿は、ミニマルかつクリーンな装いとなる分、着る人の個性がそのまま表れるというわけだ。
こなれ感のある着こなしを狙うなら、挿し色でメリハリを意識するのがポイントとなる。カジュアルでもシックでも、上品で洗練された印象に仕上がるはずだ。
街角スナップで目立っていた河野さんの場合、鮮やかなグリーンのアイテムを取り入れることで、小物が服を、服が小物を互いに引き立て、メリハリを生み出すことに成功。
肩に掛けたカーディガンとミニバッグで挿し色を散らし、全方位スキなしの布陣を敷いている。
古久保雅也さん(30歳)
ここで言う“挿し色”とは、必ずしも鮮やかなカラーに限らない。
大きな白い紙の上に一滴の墨汁を垂らすと、途端にそれぞれの存在を意識し始めるように、オールホワイトコーデに黒い小物を取り入れることでも、メリハリをつくることはできる。
古久保さんは、メゾン マルジェラの「キーリング ネックレス」をチョイス。たったひとつの小物の存在で、平坦なオールホワイトコーデに奥行きが生まれているのがわかるだろう。
白は合わせるものを選ばない色なので、さまざまな挿し色をぜひ試してみてほしい。
田口達也さん(27歳)
実は、白と黒の二色で組まれるモノトーンコーデでも同じ考え方が適用できる。
たとえば田口さんの場合、黒のシューズを履いているため、正確にはオールホワイトコーデとは言えないが、“ほぼ全身ホワイト” の装いにブラックの挿し色を取り入れている。
肝心なのは、「白をそのまま放っておかない」こと。
それさえ意識できれば、ほかのどの色にもない、オールホワイトコーデの魅力を満喫できるようになるはずだ。