ホットサンドでお馴染みバウルーの“デッドストック”。デッドストック……気になる響きだ。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る 近年キャンプブームの勢いを受けて、「ヴィンテージキャンプギア」が存在感を増している。ランタンやバーナーを中心に、専門店ができているほどの盛況振りだ。
しかし、人気があり過ぎてキャンプ仲間と被ってしまうなんて悲しい事態も。
せっかくヴィンテージを選ぶなら、まだそれほど注目されていない、仲間と差が付くギアはないだろうか?
リサーチしてみた結果、ホットサンドメーカーが人気の「バウルー」が過去に手掛けていた製品のデッドストックが、ひっそりと出回って、じわじわと人気になり始めていることが判明した。
ムムム、これはチェックしておく必要がありそうだ。
今ディグりどきな、ホットサンドメーカー
日本のブランドだが、ブラジルの「バウルー村」が名前の由来。
アウトドアをしない方でも、ホットサンドを知らない方はいないだろう。
今でこそアウトドアブランド各社がこぞってホットサンドメーカーを作っているが、今から50年以上前に、いち早く日本で発売したのがバウルーというブランドである。
写真は筆者の祖母が40年ほど愛用したもの。まだまだ現役。
このブラジル由来の調理道具が、日本でも人気になったのは1970年代のこと。
第一次キャンプブームが起きたのがバブル後の’90年代と考えると、当時はキャンプ道具としてではなく、家庭用の調理道具として普及したようだ。
昔のカタログを見ると、さまざまなラインナップが存在したようだ。
実はその時代、バウルーはホットサンドメーカー以外にも“食材を挟んで両面を焼く”タイプの調理道具(両面焼具)を数多く手掛けていた。
現在まで販売が続いているのはホットサンドメーカーとワッフルメーカーだけなので、その大半は残念ながらヒットしなかったのだろう。
しかし、今改めて見ると、このラインナップが実に魅力的なのだ。
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