▶︎スナップをすべて見る 春の陽気に誘われて、装いもいっそう軽やかになる今日この頃。オシャレ賢者たちの足元をチェックすると、これまで街中に溢れていたスニーカー派の一部が、クラークスの「ワラビー」に履き替えている!
スニーカーに比肩する快適な履き心地に惹かれるからか? プレーンなルックスから漂う品の良さを求めてか? ワラビーを巧みに履きこなす4人のスナップを見ると、どうやらどんなボトムスにも似合うという主張があるようで。
主張① 楽ちん「スウェットパンツ」に合う
萩原凌平さん
袋状のモカシンアッパーで足をソフトに包み込むワラビーは元来、クッション性に優れた履き心地と歩きやすさでカジュアルシーンにマッチする。
となれば、ゆるーくはけるスウェットパンツとの相性の良さは、言わずもがな。
定番のベージュカラーは、杢グレーなど明るい色のボトムスに馴染みやすいのが特徴。
トップスにきれいめアイテムを投入した場合も、スニーカーと合わせるときほどカジュアルな感じにならず、大人の余裕を感じさせる仕上がりに。
主張② 意外と「スラックス」にもハマる
佐藤 大さん
カジュアルシューズの代名詞であるワラビーだが、そのカバーするゾーンは意外に広い。
スウェットパンツの引き締め役となる一方、きちんとクリースの入ったスラックスに合わせても違和感はない。
むしろ、モダンで新鮮な雰囲気が醸造されるという点で、新たな魅力を発揮するといえるだろう。肉厚なクレープソールが生み出す立体的なフォルムのおかげで、ドレスシューズとはひと味違う足元の演出が可能だ。
主張③ 色落ちした「デニム」とよく馴染む
岩越 楓さん
スエード素材のソフトな起毛感は、ヴィンテージなデニムと相性良し。
表情豊かな両者は、古着を取り入れたミックスコーディネイトで共演することも多く、相思相愛の組み合わせといえるだろう。
特にベージュカラーのワラビーはより起毛感が伝わりやすいため、薄色デニムとの合わせは鉄板。ただし、シューズが汚れているとスタイリングが古く見える恐れがあり、逆効果。クリーンな足元を維持していることがオシャレに見える前提となる。
主張④ 何かと頼りたい「黒いパンツ」に似合う
川上賢二さん
手持ちのワードローブで組み立てやすく、それでいて洒落度もアピールできるブラックアイテム中心のコーディネート。その足元を完成させるのが“黒のワラビー”だ。
世の中に黒いシューズは数あれど、ストリートから、ときにモードまで、あらゆるジャンルに浸透するワラビーの存在は稀有。
スニーカーや表革のドレスシューズのようにジャンルを特定させないため、王道のブラックコーデが今日的な仕上がりにアップデートされるというわけ。
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結論。クラークスのワラビーは、スニーカーに替わる万能な一足であることに間違いなし。春コーデに合わせて、足元も新たにアップデートしてみてはいかが?