世界のエコツーリズムリゾート
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/a8a17c589b9b7229cc7671b167a6f0faf0dfd89e.jpg?w=850)
世界には、エコツーリズムが実践されている地域が数多あり、数多のエコツーリズムリゾートがありますが、実例を紹介します。
![ラパリオス ロッジ|コスタリカ](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/cb920e1e700015936718ce1c9bdbccce298ff36a.jpg?w=850)
ラパリオス ロッジ|コスタリカ
エコツーリズム先進国と呼ばれる国のひとつが中米のコスタリカです。理由として、国土の総面積の4分の1を国立公園や自然保護区が占めること、北米などから意識の高い人たちが集まったことがあげられます。
![ラパリオス ロッジ|コスタリカ](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/1d7d715a807814d9d27d3ab0dc9c9c7178652182.jpg?w=850)
ラパリオス ロッジ|コスタリカ
なかでも動植物の宝庫であるオサ半島にある「ラパ・リオス」は1990年代中頃、コーネル大学の教授であったクリス・インマン氏らがサステナブルな観光開発の実践例としてプロジェクトを立ち上げた先進例。
ホスピタリティの経験のない地元の人たちを雇用して、エコツーリズムリゾートにおける開発のモデルを示しました。
エアコンもない、超自然派リゾートですが、世界からコアなエコツーリストがやってきます。
![キングフィッシャー ベイ リゾート|フレーザー島 ©Kingfisher Bay Resort](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/d4299e05970a972d63ad3dc33faca1f0323acc1b.jpg?w=850)
キングフィッシャー ベイ リゾート|フレーザー島 ©Kingfisher Bay Resort
オーストラリアやニュージーランドも本格的なエコツーリズムリゾートの多い国です。クイーンズランド州にあるフレイザー島のキングフィッシャーベイリゾートは、島が世界遺産になった年、1992年に開業しました。
![キングフィッシャー ベイ リゾート|フレーザー島 ©Kingfisher Bay Resort](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/1518fe4b15b7f9c2127c48814e0e86fbec824d88.jpg?w=850)
キングフィッシャー ベイ リゾート|フレーザー島 ©Kingfisher Bay Resort
エコツーリズムの意識の高いオーストラリアでは認定制度もありますが、10年以上認定を受けている、いわば老舗。
規模が大きく、さまざまな客室タイプがあり、ファミリーからハネムーン、学校単位の旅行まで客層が広いのも特徴です。
世界遺産の登録と同時に発展してきたという点でも、西表島ホテルのベンチマークとなるリゾートでしょう。
![ベアフット マンタ アイランド リゾート|フィジー](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/76dfb19587b46c4108a9a538da1a0a1510631404.jpg?w=850)
ベアフット マンタ アイランド リゾート|フィジー
南太平洋やインド洋のビーチリゾートもエコツーリズムが早くから発展したエリアです。1995年に開業したモルディブのソネバフシは、こうしたコンセプトの先がけになったラグジュアリーリゾートでした。
フィジーは、オーストラリアやニュージーランドの観光客が多く、エコツーリズムリゾートが盛んな国。なかでもユニークなのが、ヤサワ諸島にあるベアフットマンタアイランドです。
最大の特徴は、マンタの出現率が高いパス(ダイビング用語で「水路」の意味)に隣接するリゾートのロケーション。
野生動物がよく出没する場所に狙ってリゾートを開業することは、アフリカのサファリキャンプでもよくあります。
![ベアフット マンタ アイランド リゾート|フィジー ©Barefoot Manta Island](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/7b2358fd92d4f588aebfbccb59ddcf1905c0e18e.jpg?w=850)
ベアフット マンタ アイランド リゾート|フィジー ©Barefoot Manta Island
マンタが出没すると、ラリというフィジー伝統の太鼓で知らされます。ゲストはスノーケルを持って大急ぎで海へ。
ほとんどのゲストはマンタ狙いで滞在していますから、マンタスノーケリングは必須のアクティビティなのです。
![リゾート内の研究施設](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/3478308039b739e0205594c5f282c0c1096ad5b6.jpg?w=850)
リゾート内の研究施設
リゾートにはマンタと珊瑚の研究者が滞在していて、調査をしながら、ゲスト向けのレクチャーも行っています。
専門家の説明を受けることで、知識を深めながらアクティビティを楽しむことが出来るのです。彼らのマインドはピッキオに通じるものがありました。
![バンガロー ビーチフロント](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39750/images/editor/1ed6b50c9914eb167980357a666fd3c9b857e0e5.jpg?w=850)
バンガロー ビーチフロント
客室の設えはカジュアルで、ブッフェスタイルの食事も質実剛健。ダイニングに置かれた黒板にはその日のアクティビティが書いてあります。
3/3