OCEANS

SHARE

[さ行]

サイドショア (さいどしょあ)
岸と平行に風が吹く状態。横方向への海流が生まれやすく、波の斜面も横流れしてしまうためあまりサーフィンに適さない。

サンドバー (さんどばー)
海底の砂が溜まった場所。サンドバーの状態によって波の形は大きく変化する。

シークレット (しーくれっと)
口外無用なサーフポイント。滅多に波が立たなかったり、上級者オンリーの危険かつグッドウェーブな場所であることが多い。偶然見つけたとしても初心者は見学に徹するのが一番。

「すごい波!」と浮かれてSNSにアップするのはご法度だ。日本は四方を海に囲まれているので、自分がサーフポイントの第一発見者になることも十分にあり得る。そうなったときに、この言葉の含みがよくわかると思う。

シェイパー (しぇいぱー)
ウレタンフォームなどの素材からサーフボードの形を削り出す職人。

シャロー (しゃろー)
海底が浅いこと。波が掘れ上がりやすい。

ショアブレイク (しょあぶれいく)
岸辺で割れる波。

ショートボード (しょーとぼーど)
1.5〜2mくらいまでのサーフボード。高度な操作技術が必要だが、空中に飛び出すエアリアルなどのラディカルな技も狙える。

ストーク (すとーく)
サーフィンで得られる興奮や気持ち良さ。

スプレー (すぷれー)
ライディング時に上がる波しぶき。

セクション (せくしょん)
ライディング時に技を掛けたり、走り抜けたりできる波のエリア。

セット (せっと)
周期的にやってくるうねりの群れ。うねりの発生源となる風の状況によって本数や間隔は変化する。上級者はその日、その時間のセットが入るタイミングを見計らいグッドウェーブを狙う。

ソフトボード (そふとぼーど)
表面がスポンジ素材でできたサーフボード。安全性が高いうえに浮力があって波を掴みやすいため、初心者や子供でも安全に扱える。近年、素材やデザインの進化により性能が飛躍的に向上。上級者にも愛好家が少なくない。

 

8万5800円/キャッチサーフ(キヨモ 0466-54-8918)

[た行]

タイド (たいど)
潮汐。潮が満ちている状態をハイタイド、引いている状態をロータイド、中間あたりをミッドタイドと呼ぶ。

潮の満ち引きは波の崩れ方や割れる位置を左右するため、グッドウェーブに出会うためにはタイドグラフという潮位表を見ながら予想をすることが必須だ。タイドグラフが搭載された腕時計もある。

ダンパー (だんぱー)
乗りしろがない、一気に崩れる波。サーフィンにはあまり適さない。対義語は切れた波。

地形 (ちけい)
サーフィンの場合、おもに岸辺や海底の形状を指す。

チャンネル (ちゃんねる)
岸から沖に向かって潮が流れる場所。波は浅い場所で割れて岸に向かい、押し寄せた海水は深い場所を通って沖に戻る。ゲッティングアウトの際はチャンネルを見つけることがポイントになる。

チョッピー (ちょっぴー)
強風により海面に白波が立った状態。

チューブ (ちゅーぶ)
波が巻き上がったところにできる筒のような空間。別名バレル。異次元の気持ち良さを味わえる、チューブライディングこそがサーフィンの醍醐味。青く透明な波に太陽の光が差し、緑色になったチューブの中をグリーンルームと言う。

テイクオフ (ていくおふ)
波を掴み、滑り降りること。テイクオフした瞬間のスピードと独特の浮遊感を味わったら、きっとサーフィンの虜になってしまうだろう。

デッキパッド (でっきぱっど)
サーフボードの表面に取り付ける滑り止めのパッド。基本的には一度貼ったら剥がさない。ワックスが不要になる便利アイテムだが、ミッドレングスやロングボードに貼るのはスタイル的に微妙になりがちなので要注意。

ドルフィンスルー (どるふぃんするー)
沖に出る際に、向かってくる波をかわすためにサーフボードごと水中に潜ってやり過ごすテクニック。海外ではダックダイブという呼び方が一般的。上達を目指すならば必ず覚えたい。

トロい波 (とろいなみ)
斜面が緩く、スピードが遅い波のこと。

ドーンパトロール (どーんぱとろーる)
夜明け、まだ暗いうちから波を求めてうろうろすること。

若林武志、清水健吾=写真 高橋 淳=編集・文 今野 壘=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。