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2022.02.27

あそぶ

プロサーファーに聞く「持っていけるボードは一本だけのサーフトリップのお供は?」

サーフトリップともなればサーフボードは数本用意していくのが常。

でも「持っていけるサーフボードは一本のみ」とした場合、波を求めてグローバルに活動してきた4人は、何を持って、どこへ行くのか?

「FCD」のウェボ・ランチェロ 5フィンボンザースタイル

パタゴニア創業者の実息が手掛ける「FCD」。数あるラインナップの中から、身長178cm、体重73kgの真木さんは長さ5フィート7インチ(約170cm)のウェボ・ランチェロのボンザーモデルを選択。

パタゴニア創業者の実息が手掛ける「FCD」。数あるラインナップの中から、身長178cm、体重73kgの真木さんは長さ5フィート7インチ(約170cm)のウェボ・ランチェロのボンザーモデルを選択。


沖縄を拠点にサーフィン、カイトサーフィン、スピアフィッシング、フリーダイビングと海遊びに興じる真木勇人さん。海外サーフトリップの経験も豊富で、ウォーターマンという言葉がぴったりハマる存在だ。

そんな真木さんが選んだ旅先はインドネシアのスマトラ島。

「インドネシアは春先にシーズンイン。世界のトッププロが上質な波を求めて訪れます。その中でスマトラ島はグッドウェーブが楽しめつつ、メジャーな旅先のバリ島よりサーファーが少ないところが気に入っています」と選定理由を話す。

場所は首都ジャカルタがあるジャワ島の西隣。島内に点在するサーフスポットでは優しい波から本気のチューブまでが味わえる。だから一本を選ぶのはとても難しいのだが……。

「うーん、やっぱり膝サイズの波からダブルオーバーヘッドほどのサイズまで楽しめるコレかな」と「FCD」のボンザーをチョイス。

ややラウンドしたルックスと5つのフィンが多彩な波にフィットするのだという。

真木勇人さん Age 42
東京都出身。さまざまな海遊びを楽しむウォーターマン。沖縄県の北谷町で多彩なアウトドアアイテムを揃えるコンセプトショップ「オーシャンズ・マーカンタイル」を営む。
トリップ先:スマトラ島(インドネシア共和国)
サーフボード:「FCD」のウェボ・ランチェロ 5フィンボンザースタイル
波質:ソフトな波から本気のチューブまで

「デッドクークス」の「ヘルキャット」モデル

ツインフィンのテールはふたつに分かれているのが従来の形。しかしラウンドピンを採用した本モデルは、クルージングをしながら随所で鋭い動きが楽しめるのが特徴。身長178cmの河村さんは5フィート7インチ(約170cm)を使用。

ツインフィンのテールはふたつに分かれているのが従来の形。しかしラウンドピンを採用した本モデルは、クルージングをしながら随所で鋭い動きが楽しめるのが特徴。身長178cmの河村さんは5フィート7インチ(約170cm)を使用。


湘南をベースに小波から台風スウェルまでを楽しみながら、コロナ禍以前は一年の3分の1を海外にサーフトリップしていた河村海沙さん。

冬にハイシーズンを迎えるハワイの波にもチャージ。また近年はコーチング仕事も手掛け、国際大会に出場する選手とともにカリフォルニアや南アフリカなどに足を運んできた。

そんな経験豊富な河村さんが選ぶ目的地はハワイ・オアフ島。冬が終われば波はソフトになり、カジュアルに楽しめるようになるのだとか。

「命懸けでテイクオフする冬も緊張感があって好きですが、春先はサーファーも減り、波も環境もリラックスしてサーフィンできるようなります。

サーフボードも最先端モデルではなくツインフィンを選んで、頭サイズくらいまでの緩い波を暖かな陽気の中でクルーズしたいですね」。

選んだのはオーストラリア発のオルタナ系ブランド、デッドクークスの一本。これでラニアケアやハレイワといったノースショアの波でファンサーフに明け暮れたいという。

河村海沙さん Age 33
神奈川県出身。海外のビッグウェーブイベントでも実績を残してきたトッププロ。2017年からは本格的にコーチングをスタート。多くの選手を手掛ける。
トリップ先:ハワイ・オアフ島(アメリカ合衆国)
サーフボード:「デッドクークス」のヘルキャット
波質:ファンなリーフブレイク



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