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「チューダー サーフボード」のサンタナ

昨年、世界王者に返り咲いたジョエル・チューダーがディレクションするブランド。幅広のテールとナイフのように鋭いレールに特徴を持つ「サンタナ」は速いブレイクの波にフィット。瀬筒さんは9フィート2インチ(約280cm)を愛用。

昨年、世界王者に返り咲いたジョエル・チューダーがディレクションするブランド。幅広のテールとナイフのように鋭いレールに特徴を持つ「サンタナ」は速いブレイクの波にフィット。瀬筒さんは9フィート2インチ(約280cm)を愛用。


まだまだ寒い日本。せっかく海外に行くならその寒さから抜け出したい。そんな想いも含め、巧みにシングルフィンのロングボードを操る瀬筒雄太さんが選んだ目的地はオーストラリアのヌーサ。

同国東海岸のサンシャインコースト地域にあるリゾートで、世界中のロングボーダーたちが“一度は行きたい”と焦がれるサーフスポットだ。

「魅力はどこまでも長くライドできる波質。ポコッと掘れる波に合わせてテイクオフしたあとは、波のリズムにシンクロしながらノーズライディングを楽しめます」と瀬筒さん。

波のシェイプは素晴らしく、だから優雅にサーフィンしたいとも。そこで持参するのはチューダーサーフボードの「サンタナ」モデル。

「1960年代にオーストラリアで生まれたデザインを現代風に解釈したモデルです。先人たちが楽しんだ様子を想像しながら、ヌーサの波を味わってみたいですね」。

悠久の時の流れに想いを馳せられるのもサーフィン大国ならではなのだ。

瀬筒雄太さん Age 32
福岡県出身、千葉県在住。クラシカルなライディングスタイルに定評のある日本屈指のロングボーダー。千葉の太東海岸でサーフショップ「YR」を経営する。
トリップ先:ヌーサ(オーストラリア)
サーフボード:「チューダーサーフボード」のサンタナ
波質:形の良いロングブレイク

「YUサーフ クラシック」のダイヤモンドトリム

自身のシグネチャーモデル。全体的にフラット気味なデザインながらテールを強めに反らせたことでスピードのコントロール性を高め、ノーズライディングをしやすくしている。身長177cmの高貫さんは9フィート5インチ(287cm)を使用。

自身のシグネチャーモデル。全体的にフラット気味なデザインながらテールを強めに反らせたことでスピードのコントロール性を高め、ノーズライディングをしやすくしている。身長177cmの高貫さんは9フィート5インチ(287cm)を使用。


ショートボード、ロングボード、ボディサーフィンなどなど、マルチに波乗りを楽しんでいる高貫佑麻さん。

2015年にショートボードの競技を引退してからロングボードをスタート。そのため、今回のお題にも「インドネシアのバツカラスを再訪したいです」と即答。

バツカラスはジャワ島の中南部に位置する小さな漁村ながら、ロングボーダーにとってはパラダイスと呼ばれる場所。パーフェクトな形の波がキレイにどこまでもブレイクしていく。

「メインとなるスポットは2カ所。いずれもロングボードに適した波で、200mは余裕でライドできます。

レンタルバイクで走れば近くのスポットにもアクセスできるので、状況次第で波を選べるのが良かったですね。前回行ったときは1カ月ほど滞在して毎日3ラウンドはサーフしていました」。

そんな高貫さんが持参するのはYUサーフクラシックからリリースされている自身のモデル。信頼の厚い一本で、アジアが誇るクリーンウェーブを堪能したいという。

高貫佑麻さん Age 32
千葉県出身。9歳でサーフィンを始め、19歳でプロ転向。競技から離れたあとはフリーサーファーとして活動。多彩なデザインのサーフボードを楽しんでいる。
トリップ先:ジャワ島・バツカラス(インドネシア共和国)
サーフボード:「YUサーフクラシック」の「ダイヤモンドトリム」モデル
波質:メローなロングウェーブ


渡辺修身、作木正之介、Taichi、椙本裕子、朴 玉順(CUBE)、高橋賢勇、CHO ONGO=写真 加瀬友重、髙村将司、小山内 隆、増山直樹、今野 壘、サトータケシ、早渕智之、礒村真介(100milier)、野村優歩=文

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