燃えやすく、割りやすい「針葉樹」はビギナー向き
焚き火の着火は針葉樹で始めるといい。
店頭に並ぶ薪の7、8割は、実はスギやヒノキなどの針葉樹である。日本にある人工林の約7割がスギとヒノキで構成されているため、全国的にいつでもどこでも手に入りやすい木材なのだ。
「油分を多く含み、皮が薄いので、誰でも燃やしやすいのが特徴です。比較的柔らかくて粘りがあるため、割ったり、削ったりしやすいのも針葉樹ならでは」。
針葉樹は粘りもあるので削りやすい。
柔らかくてよく燃える反面、燃え尽きるまでの時間が短いのが針葉樹のデメリットとなる。
「勢いよく焚き火を楽しめる時間は、針葉樹の薪ひと束でだいたい1時間半くらいが目安かな。つまり3時間ほど楽しみたかったら、2束必要となります」。
だが、着火しやすく、柔らかいことは大きなメリット。用途としては、燃やし始めの焚きつけや
フェザースティックに使うのに向いている。
針葉樹は焚き火ビギナーでも扱いやすい種類なのだそうだ。
細い薪なら、乾燥していれば着火剤なしでも火が着くほど。
●針葉樹の特徴
・油分が多く燃えやすい
・比較的安価
・手に入りやすい
・柔らかいので割りやすく、削りやすい
・燃焼時間は短め
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