ヴァンズ一辺倒の加藤さんに影響を与えたとある人物
今年2月、自らがディレクションを務めるSSZとスタイリストの長谷川昭雄氏とコラボレーションした「990v5」を発表。
その経緯を聞いてみると……
「SSZでは3年ぐらい昭雄くんとコラボさせてもらっていて、そのラストを飾るアイテムとしてこの990v5をリリースしました。
デザイン面は昭雄くんが主導で行っていて、『1300』に近いカラーリングが特徴です。メッシュに施された、グレーのようなスチールブルーが魅力的ですよね」。
ニューバランスを履くきっかけは、長谷川昭雄氏の影響を強く受けているという。
「昔大事にしていたニューバランスを履こうと、数年ぶりに箱を開けたらソールがボロボロに砕けていたことがあって。それ以来、いいモデルが出てもほとんど履いてこなかった。
だけど、昭雄くんに出会ってからは、モノを大切にすることは、日々履き込むという行為で示すことだと気が付いて。そこから、ゴアテックスのホカ オネオネやアメリカ製のニューバランスをガンガン履くようになりました。
だから、僕が影響を受けた人と特別なニューバランスを作りたいと思うのは、ごくごく自然なことだったんです」。
いまでは、機能面でもニューバランスの良さを感じているという。
「990をはじめとしたニューバランスのスニーカーを履いて思ったのは、安定性とクッション性が素晴らしいこと。長時間立っていても歩いていても、疲れないところが本当にいい。
サンダルを一日履いた日なんかは、歩くたびに変な力の入り方がするからか、就寝時の足の張りが半端ないですから(笑)」。
ボリュームのあるパンツにも合わせやすい
最後に、加藤さん流の着こなしを見てみよう。
「ニューバランスはベーシックなデザイン&カラーリングのモデルが多いので、キレイめなスラックス、軍パン、スウェットパンツ、などあらゆるボトムスとコーディネイトできます。
今日はパジャマパンツと、ルーズフィットのシャツで合わせてみました」。
「ヴァンズだとボリュームが足りなくて、太めのボトムスに合わないこともありますが、ニューバランスならそんな心配はありません。だから、ついついヘビロテしちゃいますね(笑)。
これからのシーズンはショーツにも合わせて履く予定です」。
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今では加藤さんのワードローブに欠かせない存在となった990。サーファーやスケーターをも魅了するのは、常にアップデートをし続ける姿勢や普遍性の高さにあるのだろう。