「弊社の看板娘」とは…… 名は体を表すというが、会社名も同様。その会社の業務内容や思いが伝わってくる名前だと理想的だろう。
今回訪れたのは、まさにそんな会社だ。
降り立ったのは東急大井町線の上野毛駅。
そこから環状八号線沿いに歩くこと数分。目指すオフィスに到着した。会社名は株式会社SUGOI。2011年に創業した映像制作会社だ。独自のブランディングメソッドをもとに映像を制作し、それを消費者に届けるためのマーケティング戦略まで実行する。
オフィス内には看板娘の姿。
さっそく、ご登場いただきましょう。
看板娘、登場
「よろしくお願いします」。
こちらは、クリエイターの加藤恵美(めぐみ)さん。福島県の梁川町(現・伊達市)で生まれ育った。どんな街なんでしょう。
「鎌倉時代の初期に築城された梁川城の城址があって、最近はお城で盛り上げていこうとしている街ですね。あとは、鮮やかなオレンジ色の果肉と柔らかくてゼリー状の中身が特徴のあんぽ柿も有名です」。
家から一番近いスーパーはヨークベニマル。子供の頃からよく行っていたそうだ。
ヨークベニマルの看板が光り輝く旧梁川町の風景。
恵美さんは小学生の頃からいわゆる優等生タイプで、学級委員や生活班のリーダーも務めた。自分では意識していなかったが、クラスの文集で「正義感が強い人ランキング1位」にも選ばれた。
中学と高校では吹奏楽部に所属。トランペットを担当していた。
高校時代に近くを流れる阿武隈川沿いで練習をする写真。
高校卒業後、東京学芸大学への入学を機に上京。キャンパスのある国分寺での暮らしが始まった。
「散歩が楽しい街でしたね。ボーッとしたい時は公園やカフェに行ったり。お気に入りだったのは『カフェスロー』というお店です。空間が広くて自然派のフードメニューがあって」。
この店では友人が働いており、誕生日当日に行ったところ、サプライズでケーキを出してくれたという。
嬉しい思い出となった「季節替わりのケーキ」。
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