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2022.04.10

ファッション

クシュっと溜めるかスッキリさせるか。“裾”で選ぶスウェットパンツ・カタログ



ゆったりシルエットのシャーリングで“溜めて”はくか。テーパードシルエットのリブで“すっきり”はくか。

見過ごしがちなこの“裾”の違い、スウェットパンツ選びで、実はかなり重要なんです。

“溜まり感”を楽しむシャーリングパンツ

 

左から7150円/ジャージーズ(ハイ!スタンダード 03-3464-2109)、2万8600円/サイベーシックス(マスターピースショールーム 03-5414-3531)、1万450円/ヘルスニット(ヘルスニット・ブランズ 03-3833-1641)


[左]「ジャージーズ 」
9.5オンスというミッドウェイトの素材感が程良い、US企画の「スーパースウェット」シリーズ。この絶妙な軽さの素材感に加えて、細すぎないアメリカらしいシルエットによってシャーリングに「溜まる」感覚が存分に楽しめる。

[中]「サイベーシックス」
ヴィンテージの吊り編み機を使い時間をかけて編み上げた裏毛スウェット生地の優しい風合い。それを股下からヒップまで一枚裁ちにすることで、可動域の広さを確保しつつ"ならでは"のテーパードシルエットに仕上げた。

[右]「ヘルスニット」
14オンスとなるエクストラヘビーウェイトの裏毛生地は、表側にはゆるく紡いだ空紡糸、裏地にはポリエステルを用い、軽くて優しい風合いに。クラシカルな素材使いと、シャーリングで絞られた裾により、ふっくらしたシルエットに。


“スッキリ感”を楽しむリブパンツ

 

左から2万3100円/アールエイチシー(RHC ロンハーマン 0120-008-752)、2万900円/ヤエカ(ヤエカ アパートメント ストア 03-5708-5586)、3万3000円/レインメーカー 075-708-2280


[左]「アールエイチシー」
カリフォルニア産スーピマコットンを用いた肉厚スウェット生地を使用。サイドシームを布帛パンツのようなコバステッチにすることで、きれいなシルエットを強調。ポケットも布帛見えするよう玉縁仕上げにして統一感を出している。

[中]「ヤエカ」
人気の「ストックシリーズ」からの一本。稀少な吊り編み機で編まれたスウェット生地を、フラットシーマと呼ばれる縫い目が目立たない手法で縫製し、ミニマルなルックスに。細身のシルエットとリブ裾のバランスが絶妙。

[右]「レインメーカー」
裏地のループに20番手の双糸を用いることで整った編み目とかさ高感をもたらし、上品さを演出。一方、足元をまとめるリブ裾は、ミリタリーウェアに着想を得た幅の広い特徴的な形状とすることで見た目のアクセントに。

椙本裕子=写真 菊池陽之介、来田拓也、松平浩市=スタイリング 加瀬友重、髙村将司、増山直樹、礒村真介(100miler)=文

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