OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. ジープの新型「グランドチェロキー L」はよく遊び、よく働く男の本命SUVだ

2022.04.01

ジープの新型「グランドチェロキー L」はよく遊び、よく働く男の本命SUVだ


都市と郊外を往来する。そんなライフスタイルを送る人が増え、今日のSUV隆盛がある。その礎となったのが1992年に誕生したジープの「グランドチェロキー」だ。

つまり、よく遊び、よく働く男にとっての車選びに“グラチェロ”は常に最有力候補となってきた。

そんな“グラチェロ”の最新モデルの実力を北海道・旭川で確かめてきた。

アクティブなエグゼクティブが最新の“グラチェロ”を駆って旭岳へ

この冬、国内トップ企業のCEO2人が北海道の旭川で楽しそうに談笑していた。
advertisement

その2人とは、国内外で多くのリゾートを運営する星野リゾートの星野佳路さんと、ジープをはじめ5つの自動車ブランドを有するFCAジャパンのポンタス・ヘグストロムさん。

北国で彼らが顔を合わせた目的のひとつはスキーだった。

写真右がFCAジャパン 代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムさん。写真左が星野リゾート 代表の星野佳路さん。

写真右がFCAジャパン 代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムさん。写真左が星野リゾート代表の星野佳路さん。


星野さんは「年間60日」を目標滑走日数に掲げるスキーフリーク。

冬になれば東京のオフィスを離れ、北海道や福島県・磐梯エリアなどにグッドスノーを求めて行く。そしてシーズンオフには南半球へも視線を向ける熱の入れようだ。

一方のポンタスさんは北欧スウェーデンの出身。幼少期からスキーに触れ合えるのが一般的な国柄で、週末になると家族でよく雪山を目指したという。

目的地のなかにはヨーロッパアルプスも含まれたというから、本格的な環境で腕を磨いていたことがわかる。



ビジネスの話題では真剣な眼差しを見せていた2人が、スキーの話題に転じると相好を崩し、茶目っ気たっぷりに言葉を交わす様子が面白い。

そんな子供のような無邪気さでスキーと向き合う彼らは、日本の百名山に選定される北海道最高峰、旭岳で初セッションを楽しんだのだ。



旭岳は大雪山国立公園内にあり、豊かな自然への配慮から滑るための整備が行き届いていないところに特徴がある。

「スキー場」ではなく「スキーコース」というのもそのためで、言い換えれば、日本が世界に誇る大自然のなかで滑走を楽しむことができるフィールドだ。

それでも毎年訪れている星野さんは勝手知ったる様子でスキーをフォールラインへ向け、ポンタスさんもアルプス仕込みのテクニックで軽やかに滑っていった。




2/2

雪道で真価を発揮する。老舗ならでは圧倒的走破性能

今回、“よく働き、よく遊ぶ”両名は、旭川市内の都市観光をサポートする星野リゾートのホテル「OMO7旭川」に拠点を取った。

そこから旭岳までは片道1時間ほどのドライブ。都会と自然をつなぐSUV隆盛の礎となった立役者のひとつ、ジープのグランドチェロキーの最新モデル「グランドチェロキー L サミットリザーブ」での移動となった。

旭川の中心地にある「OMO7旭川」。雪山へはもちろんのこと、観光の拠点としても好立地。

旭川の中心地にある「OMO7旭川」。雪山へはもちろんのこと、観光の拠点としても好立地。


悪路走破性はもちろんのこと、快適性やクラス感を格段にアップさせた新型「グランドチェロキー L」は厳冬期の旭川でも快適走行。アイシーな峠道でもグングンと走っていった。


advertisement

ジープ伝統の走破性は随所に感じ、特に今回のような悪路では「セレクテレインシステム」が大活躍。

それは雪・砂地・泥・岩場といった路面状況に適した走行モードを選択できるトラクションコントロールシステムで、「ROCK」「SAND / MUD」「SNOW」「AUTO」「SPORT」の5つのモードから選べ、終始路面に適した走りをしてくれる。



また上級グレードの「サミットリザーブ」だけに搭載される機能には「クォドラリフトエアサスペンション」がある。

悪路では車高を上げて走破性をアップし、また乗り降りや荷物の積み下ろしの際は車高を下げるといった機能で、走行中のスムーズなハンドリング、燃費効率の改善、乗降性・積載性の向上を促してくれる。

通常の状態で地上高は212mm。最低で-46mm、最高で+60mmとなる。

通常の状態で地上高は212mm。最低で-46mm、最高で+60mmとなる。


そして“グラチェロの伝統”は、こうした力強いパフォーマンスとラグジュアリーさが同居するところにある。

「グランドチェロキー L サミットリザーブ」にも、全長5200mm、ホイールベース3090mmというロングボディが圧倒的な存在感を放ちながら、全体にラグジュアリーさが宿っているところにその一端を見る。



上質な車内空間は移動や旅の価値を高めてくれる

「車はパーソナルスペース。そのため新型は単なるアップグレードではなく、家の自室以上に上質な空間を目指し、ジープ特有の走破性を進化させつつラグジュアリーさも実現しました」と同車の開発コンセプトについて説明してくれたのはポンタスさん。

続けて、ラグジュアリーさを生むディテールについても教えてくれた。

「シートは人間工学に基づき設計され、個々のカラダに合わせた調節が可能です。ドライブで疲れたカラダを癒すマッサージ機能が付き、ローテクですが扇風機も備えました。

これがシートの暑くなる夏場に活躍してくれるのです。座り心地は優しく、また前後のシートごと計4つの空間でそれぞれ温度設定ができるため、冬山でも誰かが寒くて誰かは暑いといったことがありません。



加えて車内には18基のスピーカーとともに『マッキントッシュ』のサウンドシステムを搭載。クリアなサウンドがドライブ体験のレベルを引き上げてくれます」



さらに室内のキャパシティは3列シートの6人乗りながら、3列目のシートに座っても窮屈さは感じないクオリティを実現。

2列目、3列目シートを倒せば2400Lの広大なラゲッジスペースが現れ、スキー板など大物ギアが積載可能と、使い勝手も抜群なのだ。



何より乗っていて静かなことがくつろぎを与えてくれる。車内環境をハイクオリティに整えることができれば、それだけ移動は、旅は、その価値を高めていくのだ。

実際、旭岳での上質スノーでスキーを堪能したのち、星野さんは、「マッキントッシュ」のサウンドシステムでラテンロックを聴き、マッサージ機能を使って疲れたカラダをほぐしながらホテルへ。

普段とは異なる行き届いた車内環境に感嘆していたという。

日本を代表するアクティブなエグゼクティブをも魅了した「グランドチェロキー L サミットリザーブ」。それは都会と自然を行き来し、よく働きよく遊ぶ男にとっての新しい本命なのである。


JEEP GRAND CHEROKEE L SUMMIT RESERVE
ジープ グランドチェロキー L サミットリザーブ

快適な乗り心地と洗練されたデザイン。そんな都会的側面と本格オフロード車としての高い走破性を備えるグランドチェロキー。今回紹介したモデルは、その新型で初の3列シートを備えた「グランドチェロキー L」の上級グレード。

ジープならではの力強い四輪駆動や走行性能はもちろんだが、シートや音響システム、インテリアの質感などラグジュアリーな空間に仕上がっているのが最大の特徴である。

またデザインは、ジープの歴代モデルの中でも熱狂的人気を誇るワゴニアをオマージュ。

サイズ:全長5200×全幅1980×全高1795mm
乗車定員:6名
総排気量:3604cc
最高出力:286ps
最大トルク:344Nm
価格:999万円


[問い合わせ]
ジープフリーコール
0120-712-812(9:00〜21:00)
www.jeep-japan.com

小山内 隆=文

SHARE