歌手として、また女優としても第一線で活躍し続ける原田知世さんに、人生を楽しむためのヒントをインタビュー。
今年でデビュー40周年を迎え、現在発売中のニューアルバムも注目。原田さんがずっときれいでかわいい秘訣は、どうやらFUN-TIMEの過ごし方にありました。
いちばん楽しいのはゴルフをしているとき。いつか100を切りたい(笑)!
「わぁ。富士山が見える」。雲ひとつない2月の午後。およそ100km先に小さくそびえる日本一の名山を見つけ、原田はうれしそうに破顔し、感嘆の声を上げながら静かにはしゃぐ。
桜の花吹雪のようなデザインのワンピースを纏い、柔らかな陽射しに包まれながら自然体で佇む彼女の姿こそ春そのもの。ここだけは既に春が訪れていた。
そんな彼女にFUN-TIMEについて訊くと、「そうですね……」と思案しながら、あの澄み切った声で返ってきた答えとは。
「ゴルフをしているときが楽しいです。もともと旅行や温泉が好きなのですがゴルフをやっていれば、旅先でゴルフをしたあとに温泉に入れるじゃないですか。
あとスポーツとしては年配になってもできますし、男女一緒に楽しめるのも始めるには丁度良かったので。実は50歳から始めました」。
ゴルフを始めたことで得たものは何かとたずねた。すると「オンとオフのメリハリがつくようになりました」と笑顔で語ったかと思えば、何かを思い出したように続ける。
「仕事では今まで何度も練習してリハーサルを重ねても、本番になるとプレッシャーに押し潰されそうになっていました。ゴルフも同じでグリーンに出るといつも緊張してしまうんです。
でもゴルフを続けていくうちに緊張から解放されて余計な力を抜くということがスムーズにできるようになりました。おかげでその経験は仕事でも活かされています」。
ゴルフ以外にも気になっていることがあるそうだがこちらは実現するのに時間がかかりそう……。
「釣りをやってみたいですね。以前仕事でやらせていただいたことがあって、すごく楽しかったので。ただ虫全般が苦手なので、餌をつけられないかもしれない(笑)。
釣りの前にまず、虫に慣れることから始めなきゃいけないですね。でもやっぱり、海や川で釣り糸を垂らして、のんびり過ごすことには憧れます」。
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