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2022.04.01

BMWの格好良すぎる電動スクーター「CE 04」。“未来のバイク”が今月発売開始


 
近未来SF映画の撮影車と言われても違和感はない、これまでに見たどのバイクとも違うデザイン。

しかしこちらは『バットマン』でも『トロン』でも『AKIRA』のバイクでもなく、4月22日(金)から日本で販売されることの決まったBMWの新型電動バイク「CE 04」だ。

ボディから浮き上がったシートや、メタリックなグレーとオレンジのウインドディフレクターの組み合わせがサイバーチック。

形としてはスクータータイプながら、いわゆるスクーター的な牧歌感は皆無。ブルース・ウェインにも金田にも十分似合う、どこか“無頼”さが漂うフォルムもたまらない。



見た目だけではなく、機能面でも近未来感は変わらない。

液晶ディスプレイには、メーターのほかナビ画面を表示でき、スマートフォンと連携も可能。走行中のスマートフォンの置き場所も確保され、ハンドル下に備わるグローブボックスに収納している間は、スマートフォンの充電もできる。

さらに、ポケットにキーを入れたままモーターを始動させるキーレススタートもわけはない。


 
満充電での航続可能距離は約130km。最高速度は120km/h。BMWはあえてCE 04を長距離ツアラーとはせず、普段の通勤などの手段として提案した。

そのため日本の急速充電「CHAdeMO」には対応するためのコストはカットしており、200Vの普通充電のみとなる。

一方で0-50km/h加速は2.6秒とリッターバイクも驚くような猛ダッシュができるし、バッテリー容量が小さい分、完全に放電した状態からでも4時間もあればフル充電が可能なので、街乗り用の足として毎日乗るにも便利そうだ。
 

ライディング・モードは「エコ」「レイン」「ロード」の3つに加え、日本仕様のみ「ダイナミックモード」も備わる。

日本仕様はさらにシートヒーターとグリップヒーターを標準装備しているから、寒い日でもすぐに出発できる。



BMW製エンジンバイク同様走行時の安全性も高く、リアがスリップすると瞬時にトルクを制限して車両姿勢を安定させる機能や、バンク状態で安全な加速を可能にする機能が備わる。

SFみたいな見た目に反して、しっかり日常使いできるバイクであることも、やはりBMWクオリティなCE 04。車両本体価格は161万円。

普通自動二輪免許を持っているなら、今月から“未来のバイク”に跨がれるぞ!

籠島康弘=文

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