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2022.04.05

ファッション

街とゴルフを繋ぐブランド「オブシディアン」のプロデューサーが語る“スウェット三カ条”

 

オブシディアン プロデューサー 谷岸裕章さん。寒空にはヘビーウェイトのレイニング チャンプが重宝。


「年を重ねてくると、ファッションでは楽をしたくなりますから、スウェットは欠かせません。これで365日過ごしたいほど」と語るのは、社長業の傍ら、仕事上でも重要なゴルフや長年続けるサーフィンなど、アクティブな日常を送る谷岸裕章さん。

仕事とプライベートの予定が交錯し、両者の境界が曖昧だからこそ大好きなスウェットを「仕事でも、遊びでも」という目線が不可欠に。

波乗り前にストレッチを兼ねてスケボーにライディング。

波乗り前にストレッチを兼ねてスケボーにライディング。


さらにゴルフでスウェットを着用となると、ドレスコードや機能面でハードルは上がる。

「素材とシルエットが第一。だけれど、僕が着たい一般的なスウェットは陽に焼けて褪色しやすいため、ゴルフには向かない。

ゴルフ&仕事の両方で着られるスウェットがないなら自分で作ろうと、ブランドを立ち上げました(笑)」。

 

着用スウェットは「オブシディアン」のもの(2021年秋頃入手、Lサイズ)。スイングしやすいよう設計されたパターンや、いいフォームの目印となる袖のマーク、ベルトループが付いたパンツなど、ゴルファー目線のディテールが充実。


黒曜石の意味を持つブランド名のとおり、都会に馴染む黒が目を引く。

実際、スイングしやすいようセットインとラグランを前後で切り替えて袖付けされたパーカや、シャツをタックインできるようベルトループを付けたパンツなど、スウェット生地を用いながら仕事着にもゴルフ着にもなるデザインを採用。

素材感&シルエットともに文句なしのドリス ヴァン ノッテンの上下。

素材感&シルエットともに文句なしのドリス ヴァン ノッテンの上下。


また、それ以外の私物スウェットも軒並み黒無地なのが面白い。

「黒はデザインや装飾でのごまかしが利かない色。シルエットの美しさや素材感がダイレクトに表現されますから」。

上の格好で一日を過ごし、ディナーのためにパンツだけはき替えブルゾンを着用。

上の格好で一日を過ごし、ディナーのためにパンツだけはき替えブルゾンを着用。


その結果、モードブランドのスウェットが多くなったというのも納得。今では「一年の8割はスウェット」を実現し、ご機嫌な谷岸さんなのだ。

谷岸さんのスウェット三カ条
①素材とシルエットがキモ
②仕事&ゴルフの二刀流で
③ごまかしの利かない黒一択

[人物 DATA]
オブシディアン プロデューサー 谷岸裕章さん 51歳●街でもゴルフでも着られるライフスタイルウェアブランド、オブシディアンを統括。東京・尾山台の焼き肉店「55」や内装・照明プロデュース業など手広く事業を展開。


品田健人、山本 大=写真 髙村将司=文

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