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2022.04.04

ランクル60系の燃費は? プラド90系のサイズは? 狙い目の中古ランクルはどれだ


>特集:ランクル・レトロスペクティブ

「コロナ禍によるキャンプブームで、ランクル人気が一層高まっている」と言うのは、前回ランクルシリーズの全容を教えてくれたフレックス・ドリームの谷崎さん。

やっぱりランクルには、こんな自然の中が良く似合うのだ。

やっぱりランクルには、こんな自然の中が良く似合うのだ。


「キャンプ場に行ったら、ほかの人のランクルがあるわけじゃないですか。その本物感や佇まいって、車をよく知らない人でもやっぱりグッと来るんだと思います。ランクルに乗っているだけでキャンプの達人に見えたりしますしね(笑)」(谷崎さん。以下カッコ内はすべて)。

空前のアウトドアブームが追い風となり、ランクルもかつてないほどの大ブーム。「その分、手放すときのリセールバリューも期待できますが、ちゃんと自分の“手に負える”車を見定めることも大切になってきます」。

そんなランクルシリーズ、2022年に購入を検討しているなら知っておくべき市場観などを、谷崎さんに教えてもらった。

ランクルの日本市場の現状は、世界市場も含めて見る必要あり



「そもそも売買マーケットを形成するいちばん大きな要因は“需要”ですが、ランクルシリーズの日本国内での販売台数は世界から見ればほんのごく一部。

需要のほとんどは海外で、ランクルの価格的な相場を下支えしているのはその海外需要となります」。

安定した海外需要から、価値を維持しやすい車種であることは今に始まったことではないが、そこへアウトドアブームという日本国内での需要の高まりも相まって、最近は特にランクルシリーズ全体が高値で取引されているという。

そういった状況から「『古いほうが安い』が決して当てはまらない」のがランクルなのだ。


最近台数が減っている60系や80系は、飛びつき厳禁!?

「アウトドア向けにお洒落なランクルを買おうと思った人が、まず頭に思い浮かべるのが60系や80系でしょう。これらのクラシカルな雰囲気、飾らない“道具感”が魅力になっているようです」。

とはいえ60系は生産終了からもう30年以上が経つ。さらに、首都圏を中心とする一部地域では当時のディーゼル車を今乗るには現在の排気ガス規制に適合させる必要があるが、それに対応するには追加で費用がかかる。(※ガソリンの1ナンバー車も適合措置が必要。)

角目の60系。

角目の60系。


「ですから排気ガス規制に抵触しないガソリン車の3ナンバーモデルが人気だったため、市場に出ているガソリン車の中古車台数はとても少ないんです」。

台数が少ないのに人気となると、当然中古車価格も高くなる。

「60に関しては“相場”という感覚はなく、いづれにしても『決して安くはない』としか言えません。良いタマがあれば必ず仕入れるように努力はしていますが……売りたくてもなかなか手に入らない状況です」。

一方の80系もまた「つい最近までは手頃な価格で流通していたのですが……」と渋い顔。

60系ほど旧車ではないから扱いやすく、それでいて60系のような佇まいがあって人気が高い80系。だからこそ今現在は大人気だが、その結果ついに市場がタマ切れ状態に、というわけだ。

こちらは実は80系。同社が60系風にカスタマイズした一台だ。

こちらは実は80系。同社が60系風にカスタマイズした一台だ。


「もちろん台数は少ないながらも現在も流通しています。ただし、悪路もガンガン進めるランクルですから、前オーナーの使い方次第でコンディションの差も激しい。これから購入するならより一層、ちゃんと80系に詳しいショップで購入したほうがいいでしょう。

世界的に見ても、最もタフで信頼性の高い車とは言え、80系でも20年、60系に至っては30年も前の車である事は事実です。

決して神経質になることはありませんが、メンテナンスもそれなりに必要となることは理解しなければなりません。燃費も、最新モデルのエコカーと比較すればお世辞にも良いとは言えませんから」。



つまり、自分がマイカーに求める条件の優先順位を十分考慮して選ぶ必要が車でもあるのだ。

「しかし、ランクルシリーズの中でも名車と称されるのがこの60系、80系であり、もし所有する条件さえ合えば、満足感は極めて高いことは間違いありません」。


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