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隠れた名作をメジャーにした一足

アディダス エキップメント ランニングサポートのオリジナルが登場したのは1993年。現在は、クラシカルな色使いなどはそのままに復活を遂げている。その特徴を、これまた2000年代半ばにリリースされ、コレクター間では引く手数多のZX8000へ落とし込んだ。

アディダス エキップメント ランニングサポートのオリジナルが登場したのは1993年。現在は、クラシカルな色使いなどはそのままに復活を遂げている。その特徴を、これまた2000年代半ばにリリースされ、コレクター間では引く手数多のZX8000へ落とし込んだ。


続いて鎌本さんが見せてくれたのは「ZX8000 ミタ」。先ほどのロースーツ ミタと、同時期に発表された一足である。

これには鎌本さんの青春時代の思い出も蘇ったようで……。



「僕が若い頃よく履いていたが、『エキップメント ランニングサポート』という’90年代のモデルなんですが、このシューズの要素をZX8000に落とし込んできた。そうきたか! と思いましたよね(笑)」。

エキップメント ランニングサポートは、アディダスが当時、シリアスランナーのために製作したランニングシューズ。甲部にストラップを巻きつけたようなデザインが印象的で、抜群のクッション性は多くのランナーたちからも高い評価を得た。

このモデルにフォーカスすること自体にミタスニーカーズのセンスを感じると話す。



「本気でランニングする人のために作られたモデルですが、ファッションの方へ浸透し、“いなたい”格好をしている人たちに好まれました。

ただ、みんなに受け入れられた人気モデルではないから比較的安く流通していたし、いつしか消えてしまいました。でも、そういう一足って、あとから評価されることが多々あるんですよね。

国井さんは、それも踏まえてあえて知名度の高いZXシリーズに落とし込んだと思います。実際、このコラボによってエキップメント ランニングサポートの良さに気づいた人は多いと思います」。



元ネタの魅力にまで気づかせてくれるコラボは、他になかなかないだろう。そしてこの一足は、海外ではコミュニケーションツールとしても活躍してくれるという。

「これは履き心地がいいですから海外への買い付けにももっていこいです。日本企画の名作を履いていると、現地のスニーカーマニアから話しかけられて会話のきっかけになることも多いんです」。

ミタスニーカーズのアディダスコラボは、履き潰してもいいように同じモデルを数足コレクションしているという鎌本さん。ロースーツ ミタは4足、ZX8000 ミタは3足持っていて普段からヘビロテしているそうだ。

スニーカーマニアがこれほど魅了されるコラボモデル。となれば、彼らの次なる一手にも、期待したくなってしまう。

アディダスの二足を動画でもチェック!



今回訪れたのは……
「スニーカーショップ スキット東京・吉祥寺店」 

色褪せない大定番から名作、さらには珍品まで多彩なスニーカーが揃う。中には国内未発表の貴重なモデルも。また、買い取りも随時行っている。

色褪せない大定番から名作、さらには珍品まで多彩なスニーカーが揃う。中には国内未発表の貴重なモデルも。また、買い取りも随時行っている。


住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-18−1 D-ASSET吉祥寺 1F
電話番号:0422-47-6671
営業:11:00〜19:00
Instagram:sneaker_skit


佐藤ゆたか=写真・動画 菊地亮=取材・文

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