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2022.03.25

時計

“青き腕時計”を愛する男が語る魅力「ブルーウォッチは使い勝手が良く応用が利きます」

松尾健太郎●「ザ・レイク・ジャパン」編集長。男子専科、ワールドフォトプレスを経て、1992年世界文化社に入社。「メンズエクストラ」創刊に携わり、クラシコ・イタリアブームを牽引。 2005年から同誌編集長に就任。同職を務めたのち、数々の雑誌で編集長を歴任する。’14年から現職に就任。

松尾健太郎●「ザ・レイク・ジャパン」編集長。男子専科、ワールドフォトプレスを経て、1992年世界文化社に入社。「メンズエクストラ」創刊に携わり、クラシコ・イタリアブームを牽引。 2005年から同誌編集長に就任。同職を務めたのち、数々の雑誌で編集長を歴任する。’14年から現職に就任。


服飾と腕時計。そのどちらにも明るい業界のご意見番・松尾健太郎さんの好みは、新旧問わず飽きのこない名品と呼ばれるようなアイテムだそう。

「僕はいわゆる時計マニアではないから、どちらかといえば、ファッション目線で腕時計を選ぶことが多いかもしれません。

このオーデマ ピゲの『ロイヤル オーク エクストラ シン』は、『ザ・レイク・ジャパン』が創刊した2014年に購入したものです。

1972年に発表された初代『ロイヤル オーク (Ref.5402ST)』を参考にして作られたこのモデルは、オリジナルに対する再現性に優れていて、ファッション好きにも、時計好きにも認められる、本当に稀有な時計だと思います」。

今や、時計業界の一大トレンドになっている“ラグジュアリースポーツ”と呼ばれるジャンルの生みの親である、鬼才ジェラルド・ジェンタ。

彼が考案した初代「ロイヤル オーク」のデザインは、従来の高級時計の価値観を覆したスポーツウォッチとして、歴史にその名を刻んでいる名作中の名作だ。確かに松尾さんのモノ選びの視点とぴったりと合致する。

ちなみに“ラグジュアリースポーツ”という腕時計のジャンルに明確な定義は存在しないが、ひと言で表すと「スポーツウォッチ並みの防水性を持ちつつも、高級感のある外装やエレガントなデザインを採用する時計」といったところか。

松尾さんが愛用する「ロイヤル オーク エクストラ シン」は、2012年の「ロイヤル オーク」生誕40周年記念で発表された。初代と同様、カレンダー表示を備えた極薄の自動巻きムーブメントCal.2121を搭載。この名機があってこそ、洗練された2針のデザイン、そして袖口に干渉しない薄型のケースが実現する。

松尾さんが愛用する「ロイヤル オーク エクストラ シン」は、2012年の「ロイヤル オーク」生誕40周年記念で発表された。初代と同様、カレンダー表示を備えた極薄の自動巻きムーブメントCal.2121を搭載。この名機があってこそ、洗練された2針のデザイン、そして袖口に干渉しない薄型のケースが実現する。


「SS製の極薄ケースであることに加え、防水時計であることを想起させる限りなくネイビーに近いダイヤルカラーが、この時計のデザインを引き立たせている。

昨今、どこのブランドからもラグスポ系の時計がリリースされていますが、いちばんしっくりくるのが、すべての始まりであるSSケース×ブルーダイヤルの組み合わせではないでしょうか」。

優れた汎用性も相まって、所有する時計のなかでも「ロイヤル Iーク エクストラ シン」の着用頻度は一二を争うそうだ。

「深みのある品のいいブルーダイヤルなのでスーツとも好相性。例えば、今日のようなネイビーセットアップなら、より統一感が生まれますよね。

休日はデニムや軍パンなど、アメカジ服を着ることが多いのですが、そんな日でもこの時計はアクセントになってくれます。

男の定番色だからこそシーンやコーディネイトを問わず、オールマイティに活躍してくれるのだと思います。唯一合わせないのはタキシードを着るとき、くらいですね」。

川西章紀=写真(取材) 戸叶庸之=文

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