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2022.03.26

ライフ

水とともに育った「ヘリーハンセン」の、“地球の水資源”を見直すプロジェクト

 

神奈川県・八景島で浮遊ゴミを回収。環境へのアプローチを積極的に行い、海との親和性をいっそう深める。


1877年、北欧ノルウェーの港町で生まれ、防水・防寒服を中心としたアウトドアウェアを展開するヘリーハンセンが、地球の水資源について見直す「H2Oプロジェクト」を始動。

誕生から「BE WITH WATER」(水とともに)を哲学としてきたブランドにとって、近年の海洋汚染の状況と、それによる生態系の破壊は当然好ましいとは言えないからだ。

 

リサイクル糸を使用した最新セーリングジャケットは風による体温低下を軽減し艇上で過ごす海での時間を快適に。1万8700円/ヘリーハンセン(ヘリーハンセン原宿店 03-6418-9669)


現在は“知ること・学ぶこと”に主眼を置き、プロジェクトサイトにおいてユーザー目線で情報を発信している。

これまでに、神奈川県の八景島に設置した海洋浮遊ゴミ回収機「SEABIN」によって海洋廃棄物を回収したり、ヘリーハンセンで採用している環境に配慮したリサイクルポリエステルの製造工程などを配信したりしてきた。

こうしてブランド自身が事業における環境負荷の削減に努める一方、このプロジェクトが海洋環境の現状に対する理解を深める一助となり、ひいてはアクションを起こす人材が生まれるきっかけになればと考えている。

草間智博(TENT)=写真 小山内 隆、増山直樹=文

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