春の気配が近づいてくると頭をよぎるのは花見のこと、もとい花見酒のこと。
そうは言ってもこのご時世。「満開の桜の下で」とは今年もいきそうもない……。
そこで見つけたのがコチラ。
「冷感桜 白平盃ペアセット」3300円/丸モ高木陶器 www.marumo1887.com
このお猪口があれば、自宅でお花見ができるんだって。モノは試し。さっそく日本酒を注いでみようか。
おおっ!
するとどうだろう。
お猪口に描かれていた木が色づいて、満開の桜が浮かび上がるではないか!
この粋な一品、“冷酒盃”といって、老舗うつわメーカーの「丸モ高木陶器」が手掛けたもの。
和食がユネスコ無形文化遺産を登録されたことをきっかけに、日本の食の魅力を視覚的にも楽しめるようにと、侘び寂びを感じられる器を作り始めたという。
17℃以下の日本酒など飲み物を注ぐことで顔料に含まれた微細なカプセルが冷たい温度に反応し、底面の絵柄に変化が生じる仕組み。だから酒を飲み干してしまうと桜は消えるのだが、再び注げば……また満開に。
17℃以下ということは常温、もしくはそれ以下。つまり、冷やから冷酒まで楽しめる。
おー、変わる変わる。色鮮やかに咲いてますよこりゃ。
とまあ、いつもの晩酌が花見酒に変わる情緒たっぷりなお猪口。桜見たさでぐいぐい杯が進むけれど、くれぐれも飲み過ぎにはご注意を。
[問い合わせ]丸モ高木陶器www.marumo1887.com