当記事は「FLUX」の提供記事です。元記事はこちら。 サーフィン発祥の地であるハワイで現在も続くサーフアイテムのローカルブランドを紹介。
サーフィンは神からの恵みだと言う人もいれば、あくまでスポーツ競技だと言う人もいる。
だがいずれにしても、何より大切なのはスタイルだ。ターンやフロート、ボード先端の歩き方。サーフィンのとき、水中や波の上での感覚を左右するのは細部だ。
しかし近頃のサーフィンは、超巨大企業に踏みにじられたかのように思える。そのような企業も、最初は数人で起業して、車のトランクに積んだボードショーツを売るところから始まったはずなのに。
この記事では、現在も細部を大切にして自らの感覚と真摯に向き合っているローカル企業を紹介したい。サーフィンがハワイ起源であることに誇りを持つ会社や、今でも家族経営を続けている会社だ。
① ストロー・ハット・マカイ
ここのウエットスーツは非の打ち所がない。ラバーは日本製で、ブラインドステッチ(縫い目を見せない縫製)も接着工程も、45年間の仕上げ実績を持つ日本の工場で行われている。
② BRLS
BRLS創業のきっかけは、ゴープロ製のカメラマウントがあまり良質ではなかったことだ。そこで、自分たちで作ることにしたのである。創業者たちは米国製の材料を携えてオアフ島に集まった。
このマウントの特徴は、吸盤に接着剤を使っていない(そのため、何度も繰り返し使える)ことと、利用範囲をサーフボードからカヌーまで想定して曲面にも固定できるようにしたことだ。
③ サルベージパブリック
「Designed by Hawaiians」と印字されたシャツは、米国栽培のオーガニックコットンを使ったしっとりと柔らかい生地で、カカアコで手染めしている。ブランドの特徴である藍も、ハワイで栽培したものだ。
④ オブ・ワン・シー
経営者でデザイナーのマリアム・フォルトゥーナさんがオブ・ワン・シーを立ち上げたきっかけは、子供たちと一緒に歌った曲だった。同社の商品は、家族全員が使えるように作られている。
成長期の男の子向けのボードショーツ(成人男性も着用可能)や、浜辺でのんびりするときにちょうどいいトルコのオーガニックコットンまたはバンブー素材の手織りタオルなどだ。
⑤ アイランド・フィン・デザイン
創設者のスティーブ・モックさんがサーフボードのフィンを作り始めたのは1979年。
彼の作品は、縞模様に特徴があるためすぐ見分けられる。現在は、アロハ柄をはめ込んだフィンも手作りしている。拠点はワイアルア・シュガー・ミル。
⑥ クオリティー・ピープルズ
海を越えて創業者ふたりの芸術的才能が融合したクオリティー・ピープルズ。そのうちのひとりの拠点が、オアフ島の北海岸だ。
ハイテク素材のことは忘れよう。スローバックショーツはコットン100%の米国製で、部分染めの処理に特徴がある。
⑦ ニンジャサーフボード
ニンジャのクリームシクル型ボードについて、アレックス・グエンさんは「僕が作りたかったのは、どんな車のトランクにも入る大きさで、しかも十分なフロートができるボードだった。
波が激しくない日なら、フィンを外してボディボードもできるんだ」と語る。
アレックスさんは3人の仲間とともに、ニンジャサーフボードの構想から形作りへと進めて、思い通りの商品を作り上げた。
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