“ジェンダーレス”というキーワードは、今やファッションの世界でも当たり前。ユニセックスなデザインや幅のあるサイズ展開など、服好きにとっての選択肢がますます広がっている。
そんな多様な価値観に対するアプローチを、半世紀よりはるか昔から実践していたブランドこそ、リーバイスだ。
こちらはかつて、リーバイスに存在した「デニム ファミリー」と呼ばれるレーベルを、リーバイス メイド&クラフテッドが再構築したもの。その名のとおり、パパ、ママ、キッズといった、“家族”みんなで着まわせるようにデザインされ、ジャケット、パンツ、シャツなど幅広く展開していたとか。
まさに性別や体型の壁を超え、“みんなで楽しめるリーバイス”が1950年代当時から親しまれていたことにも驚きだが、2022年版の「デニム ファミリー」も、洗練されたデザインを宿す白眉の出来栄えだ。
現代のスポーツウェアやユーティリティウェアから着想を得た今回のコレクション。どれもシンプルでありながら、シルエットはどこか冒険的だ。
「LMC DF JACKET」5万7200円、「LMC DF PLEATED TROUSER」3万9600円/ともにリーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501
まずはかなりワイドなボトムス。クロップ丈のプリーツパンツやオーソドックスなストレートのほか、裾にゆとりのあるショーツやオーバーオールまでラインナップする。
「LMC DF CAPE」4万6200円、「LMC DF SPORT PANT」3万5200円/ともにリーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501
それらと好相性なトップスも、肩まわりにゆとりを持たせたドレープ感のある仕上がり。
襟付きのチュニック風ケープをはじめ、パッチポケット付きのデニムジャケットや、ロング丈のアノラックスモック、ルーズなシルエットの半袖シャツまで、ベーシックな中にひねりを効かせたアイテムが揃う。
「LMC DF CHAMBRAY SS」2万9700円、「LMC DF LONG SHORT」3万5200円/ともにリーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501
また、こうしたモダンなシルエットにひと役買っているのが素材使い。
横糸にグレーを採用した2×1のセルビッジ構造でつくられた生地が、クラシックな風合いはそのまま、よりソフトな肌触りと軽快なドレープ感を生み出している。
現代の価値観やライフスタイルに呼応するかのように蘇ったリーバイスの「デニム ファミリー」。数十年先まで不変の価値を提示し続ける、新たな定番となりそうだ。
[問い合わせ]リーバイ・ストラウス ジャパン0120-099-501
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