「弊社の看板娘」とは…… 住宅ローン大手のアルヒ株式会社が、毎年「本当に住みやすい街大賞」を発表している。
2022年版の1位は神奈川県の辻堂。そして、2位が今回訪れた埼玉県の川口だ。
古くから鋳物の街として知られる。
駅を出て向かったのは「足道楽 川口駅前店」。オーダーインソール(中敷)の専門店だ。
足の悩みを全面的に解決してくれるらしい。
店内を覗くと。
看板娘の姿。
お仕事中にすみません。さっそく、ご登場いただきましょう。
看板娘、登場
「よろしくお願いします」。
こちらは、店長の嶋田恵子さん。川口生まれ、川口育ち、川口在住という正真正銘の川口っ娘だ。
まずは、商品のインソールを見せてもらった。
3層構造の「ビュートラルインソール」は特許も取得。
「2万4980円と一般的なインソールより高額ですが、今いちばん売れています。直近1年間の販売数は1万足を超えました」。
中面の特殊コルクを足裏の形に合わせて成形し、上面の特殊素材と下面の樹脂素材で挟むという仕組みだという。
コルクは180度のオーブンで熱して変形させる。
成形する前の素材がずらりと並んでいた。
「足裏全体の形状にジャストフィットさせ、同時に踵を包み込むようにホールドします。足首を固定するので、正しい姿勢で立ったり歩いたりできるんです」。
足を地面から浮かせた無加重の状態で最終成形するのがポイント。
実際にオーダーしたお客さんからは「歩き疲れなくなった」「膝痛、腰痛が解消した」などの声が寄せられるそうだ。
「足のお悩みは、やっぱり外反母趾がいちばん多いですね。あとは、足底筋膜炎や顎関節症の方もいらっしゃいます。体の土台である足が歪むと顎の骨を含む骨格も歪むんです」。
ゴルフ、庭仕事、ウォーキングなど、用途に合わせて2足目、3足目を作るに来る人もいるという。
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