③ 着用ダウン「ロッキーマウンテンフェザーベッド」/サイジングの大切さを改めて
キム・ドギュ(Kim Do Gyu)さん
「初めまして」でアメカジ好きだと伝わる着こなし。ダウンベストもご本人の趣向が大いに現れた「ロッキーマウンテン フェザーベッド」というチョイスだ。
アメリカの老舗ダウンブランドで、レザーに切り替えたヨークがアイコンだが、なぜにこんなに大人っぽいのか。
たくさん理由は考えられるが、サイジングも成功の要因に違いない。なんでもかんでも大きめ全盛の今、ジャストサイズで正しく着こなす。デニムのレングスもジャストにセット。
そこにスエードのオールデンと来りゃ、もう何も言えまい。
④ 着用ブランド「ゼロ」/素材感の妙でワイルドをマイルドに
オールブラックでまとめた彼女といい感じのムードを放つこちらの方は、アメカジをマイルド仕上げにする達人。
キム・ジンゴン(Kim Jin Gun)さん
ミリタリーライクなデザインのダウンは2010年に韓国で生まれたブランド「ゼロ」のもの。色はカーキを選び、ボトムスは軍パン。キャップには「LOS ANGELES」の刺繍入り。にも関わらず、このマイルドさ。
着目すべきは素材感。いかにもアウトドア系のシェル系ではなく、マットなものを着用することで落ち着いて見えるのだ。
ちなみに、ボトムスとインナーはユニクロ。着こなし上手のブランド選びは参考になる。
⑤ 着用ブランド「ゴールドウイン」/ジャンルにとらわれないストリート的感性
今回の取材のなかで唯一、アウトドアやアスレチック系ブランドのダウンを着ていたのがコチラ。
パク・ジェソク(Park Jaeseok)さん
「ゴールドウイン」なのだが、ほかの着用ブランドのラインナップを見ると、これが確信犯的なチョイスだと理解できる。
パーカは、アムステルダムのスケーターブランド「ポップトレーディングカンパニー」で、デニムは「コムデギャルソン」。ニット帽は「ラカル」。
ストリート的な感覚でセレクトしたブランドはジャンル不問。だから個性が際立つ。
そういえば、ふたつ上のキムさん同様に、どのアイテムもジャストサイジング。韓国の大人は自分に似合う着こなし方をよくご存じだ。
「寒い日の服を韓国に」とは……
この寒さはしばらく居座る予報。これから何着る? 答えを求めて韓国へ。日本より厳しい寒さが長引くお隣さんで、寒い日の服を上手く着る達人をパパラッチ。
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