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「
世界最高峰! 日本デニムの今」とは……
今や世界最高峰と言われる日本デニムだが、やはり我々の原体験にはどうしてもアメリカンデニムがある。
では、ヴィンテージデニムの名店「ベルベルジン」のディレクター、藤原裕さんの目に日本デニムはどのように映っているのか。日本デニム界のラスボスが語る、メイド・イン・ジャパンの魅力に迫る。
今なお大人を虜にするアメリカンヴィンテージの魅力とは
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39087/images/editor/a2c7c25b0563badd5e6d93c8ffdb124eb30ca017.jpg?w=850)
4000本以上のデッドストックデニムに触れてきた藤原さん。曰く、その魅力は「色落ちなどに見え隠れする独特な雰囲気」だという。
![左は藤原さんが40歳の記念に満を持しておろしたデッドストックのデニム。](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39087/images/editor/44574d96e0d8ffa4b8c1316dd34b793a0876c136.jpg?w=850)
左は藤原さんが40歳の記念に満を持しておろした幻のデニム。8年かけて自分サイズのデッドストックのデニムを探し、自身も納得の金額で購入したのがこの「66(ロクロク)」前期の’74年モデルだ。右はそれをモデルに製作されたヤヌークの一本。
「やれロクロクだ、やれビッグEだって言葉が飛び交っていたときは『たかだか20年前じゃん』って思っていましたけど、今考えたらもう半世紀近く経っているわけです。それだけ昔のものですから、今の技術が進歩したからといって、その経年変化を再現しようにもやっぱり限界はあります」。
![](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/39087/images/editor/277f1b7630560d691013305750d4343bdc21ec35.jpg?w=850)
おおよそ1年7ヶ月履き続けて、ここまでの色落ちに育て上げた”ロクロク”。その間、洗ったのはわずかに2回。裾はロールアップ時にできた名誉のダメージ。
「日本のクラフトマンはとにかく探究心がすごくて、それこそ何十年もヴィンテージ生地を分析し、さまざまな生地を開発しています。ただ、このロクロクの’74年モデルは、その間ずっと空気に触れて保管され、その分の経年変化が起きていますから、その時間はなかなか覆せないし、このオーラはおいそれとは表現できないでしょう」。
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