人とカブらない車を探すなら、レアな輸入車はいちばんに挙がる選択肢だろう。
東京オートサロンで見つけた4台は、街で見かけることはほぼない旧車キャンパー&新車SUV。あなたはどっちが好み?
1968年製イギリスキャンパー
ベッドフォード/レンジャース http://yoonjp.co.uk
初代ディフェンダーなど古いイギリス車を主に販売しているレンジャース。展示したのはポップアップルーフが目をひくベッドフォードの1968年製キャンピングカーだ。
ちなみにベッドフォードとは自動車メーカー、ボクスホールのブランドのひとつで、現在は車こそ製造していないものの、コーチビルダー(市販車を改造する業者)として存続している。だから、古い車だけど今でも部品が手に入りやすいそう。
展示車は輸入してきたばかりで、今後は購入者の希望に沿って改良&改造できる。その内容次第で価格は前後するが、だいたい500万円で販売したいという。
木製キャビネットやキッチンが備わる。
実は、レンジャースでは同型車をもう一台仕入れる予定。’60年代の風が吹く車で、牧歌的なキャンプを楽しみたい、なんて思っている人は、検討してみては!?
還暦越えのキャンピングカー
カマー/レンジャース http://yoonjp.co.uk
かつてイギリスに存在したルーツ社が作った商用バン、カマー。そのキャンピングカー仕様がこの車だ。
上記ベッドフォードのようにポップアップルーフを備え、車内にはクローゼットやソファベッド、ガスコンロ等々、約60年前のヴァンライフがそのまま時空を飛び越えて来たのか?ってくらい懐かしさ溢れる仕様(実際はちゃんと現代用にアップデートされている)。
実はこの1961年式のカマー、購入したのは以前
「俺のクルマと、アイツのクルマ」で紹介した阿部さんだ。今回レンジャースに依頼されて、展示に協力したのだそう。
「この車はオーナーズクラブでも有名な一台で、整備記録などがしっかり残っているんです。僕が7代目のオーナーであることもハッキリしています」(阿部さん)。
装備類がほぼ木材で出来ていて、昔のキャンピングカーの趣が存分に味わえる。
この車は既に阿部さんのもとで活躍中だが、希望すればショップがカマーを探すのを手伝ってくれるそうだから、気になる人は相談されたし。
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