4WDブームを巻き起こした名車パジェロをはじめ、長年SUVに強いこだわりを持ち続けている三菱自動車。ニューノーマルや電動化という新しい時代の波が押し寄せても、その姿勢は変わらない。
東京オートサロンで三菱が見せたアウトドアカスタムでも、新時代を楽しもう!という意気込みがビンビン伝わってきたぞ。
復活したラリーアート搭載でタフさ倍増デリカ
「デリカD:5 Tough×Tough」
悪路もへっちゃらで、人も荷物もたっぷり載せられるデリカD:5。キャンプブーム最高潮の中、そんな最強ミニバンをアフターパーツメーカーだけでなく、メーカー自身も放っておくわけがない。
市販&純正アクセサリーがたっぷり作られていて、それだけで車中泊も完璧なキャンピングカー仕様車「デリカD:5 Tough×Tough」ができあがるほどだ。
展示車はBUSTERS ルーフテントと、改造不要のMADLYS ベッドキット+フルサイズ化キットで大人4人分の就寝スペースを確保。
フラッグスのサスペンションで車高を少し上げ、ジャオスのアルミホイールとフェンダーガーニッシュでタフさが強調されている。
フロントウインドウ上にはIPF 652SD ダブルロー+D:5専用KITを備え、これで悪天候の夜間走行もバッチリという、全方位盤石のカスタム。
展示車は虫除けネットも完備!
ほかにもたっぷりと市販パーツが備わるが、ボディサイドやマッドフラップ(泥よけ)を見ると、かつて同社のレースチームブランドとしてラリーなどで活躍していた「ラリーアート(RALLIART)」という懐かしい文字が。
同社の経営悪化で事実上休止していたブランドが、復活の狼煙をあげたのだ。今後、同ブランドのアフターパーツを純正品として供給する。
三菱が新時代に向けた本気を垣間見せたアウトドアカスタム。今後、どんなパーツが登場するか楽しみだ。
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