かつて白州次郎は、東北電力の会長としてダムの建設現場に自らランドローバーのステアリングを握って現れたらしいが、今どきのVIPにはレクサス新型「LX」がいいかもしれない。
「LX」。エンジンは従来の5.7LのV8から3.5LのV6ツインターボにダウンサイジング。しかし最高出力は377psから415psへパワーアップしている。
世界のどんな悪路でもVIPな走り
レクサスLXはトヨタランドクルーザー(300系)のレクサス版。
泥やホコリよりは、華やかな街の灯りが似合いそうな見た目だが、中身はランクルと同等だから、悪路走破性は世界最強クラス。傾斜45度の斜面を登れるし、水深700mmの川を渡ることができる。
従来型よりなんと約200kgの軽量化を実現。同時にボディ剛性の向上でオンロードでの走行性能も高められた。
しかも従来ローレンジ(L4)のみだったオフロード走行支援機能はハイレンジ(H4)にも拡張された。
だから岩場でボディを擦らないように極低速で慎重に走ったり、雪深い山奥でも雪煙をあげてガンガン攻めたり、あらゆる走行状況に対応できるようになっている。
インパネに上下2画面のデュアルディスプレイを装備。上はナビや、オフロード走行時のリアルタイムでの周辺映像などを、下はエアコンや走行モードセレクト画面などを映す。
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