看板娘、登場
こちらは湘南生まれ、湘南育ちの優衣さん(21歳)。なんと、元AKBだという。
はやる心を抑えつつ、フードメニューを見る。おすすめされるまま、金アジのフライ(2枚700円)、自家製の生しらすの沖漬け(550円)、白キス刺身(時価 ※この日は750円)を注文した。
漁獲量は湘南全体のアジの1割未満とされる金アジのフライ。肉厚サクサクで従来のアジフライ感を覆された。生しらすの沖漬けは裏メニュー。白キスも最高だ。
さて、優衣さんの話を聞こう。
「AKBファンのお姉ちゃんについて劇場公演や握手会に行っていたら私までファンになってしまって。推しメンはジャカルタに行って大ブレイクしている仲川遥香さんです」
高校2年生のときにそのお姉さんが優衣さんに言った。「『バイトAKB』っていうのができたから応募してみたら?」。素直に応募したら受かってしまったそうだ。バイトAKBとは、文字通りAKB関連のアルバイト的な仕事を任される短期雇用メンバーのこと。
「握手会の会場でファンの皆さんがメンバー宛に年賀状を書けるイベントがあったんですが、そこで年賀状を受け取って届けるバイトとか(笑)。あとはAKBのライブで『会いたかった』を歌わせてもらったり」
その後、AKBグループドラフト会議で指名を受けてNMB48に活動拠点を移す。
「両親もAKB好きなのでNMB48への加入も応援してくれました。拠点は大阪ですが、幕張メッセやパシフィコ横浜で毎週のように握手会があって。その現場に両親とおばあちゃんが来るんです。すぐに家族だとバレて周りがざわざわするのが恥ずかしかった(笑)」
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