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横須賀の老舗バーで、男性不信を克服した看板娘の話に聞き入った
シーズン連載「海辺の看板娘という名の愉悦」酒を通して人を探求する大好評ドキュメンタリー連載、「
看板娘という名の愉悦」。普段は首都圏の飲み屋街を練り歩く筆者だが、せっかくの夏。趣向を変えて、我々の大好きな「海」へと繰り出すことにした。この夏は、潮香る海辺で出会った看板娘たちに酔いしれよう。
横須賀の「若松マーケット」。新宿ゴールデン街を彷彿とさせる渋い飲み屋街だ。そこにある老舗バーにも「海辺の看板娘」はいた。
最寄りは横須賀中央駅。新宿駅から湘南新宿ラインと京急本線快特を乗り継いで、1時間ちょっとで着く。
なお、横須賀は「日米海軍基地の街」であり「カレーの街」でもある。
せっかくなので夜の海も見ておこう。駅から10分ほど歩くと、猿島行きのフェリーの発着所がある三笠公園に着いた。そこには日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊を破った記念艦「三笠」が停泊している。
さて、いよいよ「若松マーケット」に向かう。昭和の雰囲気がそのまま残った路地には約160の店舗が軒を連ねる。
目指すのは創業56年、母娘3代で営業してきた老舗バー「サタン」だ。
店内には看板ママと看板娘の姿があった。
いつものように「オススメ」のお酒を注文すると、すごいものが登場した。看板娘が言う。「横須賀ブラジャーです」。
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