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2019.08.15

からだ

男の薬膳ツマミ・レシピ。8月は「いんげん」と「鯵」で夏バテ予防


いろんな曲がり角の37.5歳に、薬膳ママからツマミのレシピをお届け。旬な食材を使ったツマミをアテに、美味しくカラダを整えよ!


暦的には、夏は立夏から立秋の前日まで。8月7日には立秋ですから、暦的には夏本番は6月、7月です。とはいえ、梅雨明けも遅かった今年はこれからまだまだ暑くなりそうなので、8月いっぱいは夏の薬膳をいただきましょう。

召し上がってほしい旬な食材は、清熱(【せいねつ】体にこもった熱を冷ます)、解暑(【げしょ】暑気あたりを避ける)、補気(【ほき】夏バテを防ぐ)、健脾(【けんぴ】お腹を整える)などの効能のある食材です。

8月は、夏が旬の食材「いんげん」と「鯵(アジ)」を使ってみましょう。

 

ひと皿目「いんげんの黒胡麻和え、菊花添え」


「いんげんの黒胡麻和え、菊花添え」

いんげんは、体の熱を冷ます「清熱」効果のあるウリ類(胡瓜、冬瓜など)とあわせて、夏に食べていただきたい食材です。健脾和胃(【わい】胃の働きを調整する)、袪湿(【きょしつ】体内に溜まった「湿」を汗や尿などの排出物に変えて、体外に排出させる働き)、解暑。お腹を健やかに整えて、夏の暑い時季の湿を取り、暑さを和らげる働きがあります。

胡麻には、体の中から潤す働きがありますが、特に黒胡麻の方が白髪、不眠などに働きかけ、体のパワーをつける力があります。

菊花は清熱解毒(【せいねつげどく】体内に溜まった熱を下げ、その熱によって引き起こしている赤い発疹や化膿している部分を緩和させる。ニキビの一部や目の充血なども含まれる)。体にこもった熱を取りながら解毒して、明目(【めいもく】目の疲れ、かすみなど目の不調を緩和する)効果も期待できますから、目の疲れにもいいですね。






[材料]2人分
いんげん 100g(細めのもの20本くらい)
黒胡麻 30g
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1
食用菊 ひとつかみ(お好みで調整)
[作り方]
いんげんを茹でる。
※湯を沸かした鍋に、塩をひとつまみ入れてから茹でること。茹であがったら冷水にさらしておく。
胡麻和えのペーストを作る。
※酒を煮切って、砂糖、醤油を入れ、味を整えたものを、炒った黒胡麻と混ぜる。すり胡麻も売っていますが、できれば、胡麻を軽く焙烙などで炒っていい香りになるまであたってくださいね。
盛り付ける。
※いんげん()を胡麻和えのペースト()とあわせて、さっと湯通しした菊の花を一緒に添えて出来上がり!

 



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