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野菜と直接触れ合うアクティビティも。野菜への興味がさらに湧く


小さな子供を交えた炎天下の農業体験ということで、収穫体験の時間は事前学習を含め30分弱。農園をあとにした一行は、提携するレストランに移動し、さらに野菜と親しむための「遊ぶ」体験をすることになる。

今回行ったのは“野菜はんこ”を使った、オリジナルのランチョンマットづくりだ。

ランチョンマット ピーマンやニンジンなど、切り口の異なる野菜をハンコに見立て、ランチョンマットにスタンプしていく。


最終的には、野菜によって切り口の形が違うことを学ぶことが目的なのかもしれないが、ここで大切なのは、子供たちにまず「野菜って面白い!」と思ってもらうこと……なんて能書きをしなくても、最初から子供たちはエンジョイモードになっている。

制作風景 泥遊びと同じく、絵の具遊びも子供たちはみんな大好き。自由な発想で、思うままにスタンプしていく。


制作風景 大人たちも童心に返るひとときを過ごす。あっという間に「遊び」の時間は終了を迎えた。


思い思いのランチョンマットが完成したら、お次はいよいよ「食べる」体験の時間。料理研究家の阪下千恵さんが考案した、子供たちの野菜嫌い克服に役立つカレーライスを味わうことになるのだが、ここでも野菜と実際に“触れ合う”要素が盛り込まれていた。

カレーにトッピングする野菜が豊富に用意されており、自由なレイアウトが楽しめるようになっているのだ。

食事 安心して野菜を直接扱えるように、食卓には除菌シートが用意されているなど、衛生面での配慮も。


野菜タワー 野菜のタワーが完成! 小さな子供ほど、思いがけない“作品”をつくりあげていた。


トッピングという形で料理に参加する喜びを味わえることもあるためなのか、ほとんどの子供たちが野菜を含め料理を完食していた。

親たちに話を聞いたところ「イベントなら支度や片づけの面倒がないけど、家でこんな“遊び”をしたらテーブルが大変なことになってしまいますよね(笑)」という意見があったのには、思わず納得。こうしたところにも、イベントの魅力が隠されているのかもしれない。



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